30.目の前のナニか ページ32
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牛沢side
彼女は俺があんな態度をとったと言うのに優しく笑っていた
『はい、佐々木さん。もうひなたちゃん逃がしちゃダメですよ』
「うん、ありがと…」
Aが渡してくれたひなたを大事に抱っこして、また懐へと返す
あぁ、可笑しくなりそうだ。
いっその事、目の前のAに本当のことを話してしまおうか？
俺が地下で見てきたコトを。
でもそれを知ったらAはどう思う？
多分俺の目の前にいるのは�猖榲��瓩�Aだ。
『佐々木さん、あの…』
「牛沢でいいよ」
『じゃあ牛沢さん、ここはなんの部屋なんですかね？』
「分かんねぇけど…保管室、なんじゃねぇかな？」
この部屋の右には細長い通路がある
その両サイドには、割れた培養ポットが並べられていたのだ
つまりはその中に入っていた感染者が逃げ出したということ。
さらに奥の部屋は厳重に扉が閉められていて開かなかった
『こんな硬い培養ポットのガラスが割られるなんて相当な力ですね』
Aはガラスをコンコンと指で叩きながら言う
薄く暗い室内で培養ポットの青い光に照らされるA。
わりかし綺麗な顔をしている。
……ていうかだいぶ綺麗かも。
何考えてんだよ俺。
ただのお隣さんだったハズだろ。
単純な俺の良心だけで助けたお隣さんだろ。
『牛沢さんがいる所に置いてある資料、もう読まれました？』
「一応読んでみたよ」
『私も読んでいいですか？』
俺は頷いてその紙を渡した
『……実験結果の紙ですね。細胞とウイルスを組みあわせた…？
この研究所は、ナニか作るものが決まっていてそれを作ろうとしていたんでしょうか』
「その紙見るとそうっぽいよな」
『まだまだ謎がいっぱいありそうですね
あ、そうだ。さっき言ったキヨさん達を襲った感染者なんですけど…
白くて目元が皮膚で覆われてるような感染者見た事ありますか？』
「あぁ、ペイルヘッドね」
『その名前ってガッチさんも…』
「本当にそう呼ぶかは分かんねぇけど、バイオのゲーム内で呼ばれてる名前だよ
再生能力が高くて足が速い…とか他の感染者より強い特徴がある。これもゲームの設定だけど」
『確かにさっきいたのもそんなような感じでした』
「俺もガッチさんと移動してる時に1回みたから多分同じやつだな」
『そうかもしれないですね…あ、ガッチさんは今どこに？』
「元々は俺とウイルスに効くワクチンを手分けして探してたから、多分地下のどこかにいるよ」
『もしそのワクチンが見つかったら…』
「中度の感染状況の人でも治せるかも、な」
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さんご(プロフ) - シャオランさん» わ〜！！嬉しいです😭この小説書いて良かったです！！ぜひぜひ何回も読んでやってください😌❤️コメントありがとうございました！！ (2022年4月30日 19時) (
レス) id: 435cdb899d (このIDを非表示/違反報告)
シャオラン(プロフ) - 今まで読んだ中で1番好きな小説です！もう1回読みたいと思わせるような小説で、画像などのクオリティが凄すぎてもうこれをゲームとしてプレイしたいとまでなりました！！素敵な小説ありがとうございます。 (2022年4月18日 17時) (レス) @page44 id: 3b3e01edc0 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - にこりさん» 嬉しいですありがとうございます；−；画像頑張った甲斐がありました！他の作品も読んでくださってるとの事なので、これからも頑張ります！ (2021年9月18日 12時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
にこり(プロフ) - こういうタイプの小説初めて読みました！画像とか凝ってて面白かったです。他の作品も読んでいます素敵な作品をありがとうございました！ (2021年9月18日 8時) (レス) id: 77e29caa07 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - sugarさん» ありがとうございます！楽しんでいただけたなら嬉しいです(*´ `*) (2021年9月3日 10時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
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