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Aの家からこーすけの家までは5分もかからず着いた
こ「今日親いねぇから、今のうちに実況撮っておきたいと思って」
こーすけはそう言ってドアを開けてくれる
Aは俺の陰に隠れながらこーすけの様子を伺っていた
俺は「でけぇけど怖くないよ」とAに言い、手を繋いで中に入った
俺らに続いてヒラも、こーすけと家に入っていった
こーすけの部屋に入ると、俺はベッドに背を向けて座った
Aはフジの家の時の様に俺の上に座る
ふう、これでベッドの下のアブナイ本があったとしてもAに見られる心配はないな・・・
こーすけは呑気にストーブをつけた後、飲み物を持ってくると1度部屋を出て行った
俺がAのほっぺをふにふにと触りながら遊んでいると、ヒラが口を開く
ヒラ「・・・でー、その子だぁれ？」
『ねえキヨ、言っていいの？』
Aは俺の方を向いてコソコソ声で聞いてきた
俺は小さく頷いて微笑む
『宮原A、9歳！』
ヒラ「Aちゃんかあ！
俺は
『Aもヒラって呼んでいいー？』
ヒラ「うん！よろしくねー」
ヒラのほわほわした雰囲気が9歳のAの雰囲気とどこか似ていて面白い
こーすけが戻ってくるまでAがずっとヒラの名前を呼んでいるからちょっとウザくてヒラのことを睨んでやった
別に嫉妬とかじゃねぇから！
こ「お待たせ！ホットココア淹れてきたよ」
ヒラと俺が蛇と蛙状態になっていると、こーすけが4つのココアを持って部屋に戻ってきた
どすん、と勢いよく胡座をかくとAはまた肩をあげた
コイツの図体が大きいから、怖いのだろうか
こーすけは目で「説明しろ」と圧をかけてくる
「この子は親が・・・
ちょっと忙しくて1人の時間が多いんだ
それで1人で雪の中、外に居たのを俺が見つけて」
「結構前から、大人達に見つからないように色んなとこでかくまってるっつーか・・・」
『Aね、キヨと家族になったの！』
「そ、家族になったんだよな」
それだけ言って俺はAの頭を撫でてから、誤魔化すようにニッと笑って2人を見た
お願いだ、察してくれ
Aの前で「親に捨てられた子」なんて説明はしたくない
こ「Aちゃんて言うのか
・・・俺は
あぁ、こーすけとヒラ
ありがとな
彼らはどうやら察してくれたようで、どこか物悲しく微笑んだ
お前らを実況に誘って、本当に俺はよかったと思う
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さんご(プロフ) - すずなきさん» まず読んでいただきありがとうございます。妹さんのお名前にされてたんですね、、またいつでも読みに来てください (8月24日 19時) (
レス) id: b4a1483ffc (このIDを非表示/違反報告)
すずなき - 夢小説漁りに来ただけなのに最後で泣いてしまった....しかも、子供の名前、数年前になくなった妹の名前にしてたので、もうぼろぼろ泣いちゃって..今回は素敵な小説、ありがとうございました、また読ませて下さいね🤭 (5月23日 22時) (レス) @page50 id: 3087fe55b6 (このIDを非表示/違反報告)
さんご(プロフ) - 雪音(ﾕﾈ)さん» そう言っていただけて本当に嬉しいです😳💕この作品を見つけて、開いて読んでくださりありがとうございました！！ (2022年6月12日 13時) (レス) @page32 id: 435cdb899d (このIDを非表示/違反報告)
雪音(ﾕﾈ)(プロフ) - 占ツクでこんなに泣かされると思っておらず、自分でも驚いてます(笑)本当に素敵な作品です。ありがとうございます。 (2022年6月11日 13時) (レス) @page50 id: a8cb4580a1 (このIDを非表示/違反報告)
さんご(プロフ) - トマトまとさん» めっちゃちゃんと読んでいただけて本当に嬉しいです〜(；_；)普段あまり書かないタイプの小説なのですが楽しんでいただけたのでしたら幸いです😌❤️御愛読ありがとうございました！！ (2022年4月30日 19時) (レス) id: 435cdb899d (このIDを非表示/違反報告)
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