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人間ってもんは、本当に脆いものだと思う。
いくら辛くたって、壊れかけた心に支えてくれる何かが現れればすぐに立て直すし、一つのものに夢中になりすぎれば周りのものが見えなくて孤立するんだ
本当に単純。
…そんなことを考えながら歩く私もまた、そんな人間の1人なのだ
私は昨日、倒れて病院に運ばれたあと、念の為1日だけ入院して今日退院した
寝ている間、頭の中でレトさんの言葉が駆け巡った
──俺が助ける
──そばにいて欲しい
はぁ、なんだかな。
嬉しい半面、これを了承したらキヨとうっしーはどう思うんだろう、って。
そんなことばかり考えていた
私は家に着き、何となくスマホを開く
｢告白 断り方｣とか「告白 複数人」なんてググってみても、自分の求めた答えは載っていなかった
私は気持ちがいっぱいいっぱいになって、ガッチさんに相談してみることにした
プルルル…
「もしもしー？」
昼ということで、案外ガッチさんが電話に出るのは早かった
こちらとしては嬉しい限りだ
『ちょっと相談いい？』
「珍しいね。どうした？」
『それが──』
.
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私はガッチさんになるべくオブラートに包んで相談をした
うっしーにキスされたとか、レトさんにハグされたとかは除いて。
「…やっぱりねぇ」
『？』
「いや、ううん
Aの答えは決まってんの？」
『…決まってないんだなぁ、それが
みんなと距離置かれんのが怖くて』
「成程ね〜。うっしーとレトさんは分かってたけど、キヨもそうだったなんてびっくりだわ」
『はぁっ！？知ってたの！？』
「バレバレだよ、Aとレトさんとうっしーの3人の生放送とか、2人ともバチバチよ？」
嘘だろ…
『…みんな断れば安全かな…』
私がそう言うと
「この人の側にずっといたい、って思える人のところに行くといいよ」
なんて、ガッチさんは無責任なことを言った
『私はそれを1人に絞れないんだっつの、みんな大切な友達じゃんか』
「なんつーかな、友達として、じゃなくて
この人となら結婚出来る。みたいなさw」
『結婚てw』
「わらってんじゃねぇぞ〜？w
もうそろそろいい歳だろ」
「あ、嫁さんが呼んでるから一旦切るわ」
またな、と言ってガッチさんは電話を切った
クッソ…嫁さん、って
何となくその関係性、いいなと思ったり。
私はさっきのガッチさんの言葉をどうにかプラスにしようと必死に頭を働かせた
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さんご。(プロフ) - まりねさん» 読んでくださってありがとうございます！ゾワァっとしてもらうように書いたのでなんだか嬉しいです(？) (2020年11月21日 6時) (
レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
まりね(プロフ) - 読んでて最後にｿﾞﾜｧとしました笑 お話面白かったです！(*'ω') (2020年11月20日 7時) (レス) id: 1cea92ed0d (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - みづさん» 嬉しいです！他作品もありますのでよかったら作者名のとこからどうz((殴。本当にここまで読んでくださってありがとうございました！ (2020年7月16日 19時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
みづ(プロフ) - 完結おめでとうございます！ストーリーめちゃくちゃ好きでした、次の作品も楽しみにしてますね！ (2020年7月16日 16時) (レス) id: 378c3d5b14 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - ___mntks_さん» ありがとうございます！アフターストーリーも書き終わりました…！語彙力皆無ですが楽しんでいただけたら幸いです！ここまで読んでくれて本当にありがとうございました！！ (2020年7月16日 6時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
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