24 ページ25
Aside
レトさんと軽くお茶をして、店を出る
『結構時間経っちゃったね』
レ「…せやなぁ」
レトさんはどこか悲しそうな顔をした
今日、レトさんはどこかおかしい
会った時は怒っていたようだったし、唐突に手を繋いだり顔を赤くしたり悲しそうな顔をしたり
ハッキリ言ったら情緒が不安定だ
『レトさん…』
レ「？」
『もしかして…』
レ「…何？」
『好きな人…出来た？』
レトさんは驚いたような顔をした直後、呆れたようにため息を吐いた
レ「どうしてそう思うん？」
『だって、怒ったりしたのも好きな人となんかあったからで手繋いだりしたのもシュミレーションとかじゃないの？って思って…』
レ「ばか、そんなんちゃうわ」
と言って彼は私のおでこに痛くないデコピンを食らわせた
怒った理由はあんまり間違ってないけど…と聞こえたのは気の所為だったのだろうか
『ふぅん、ならいいけど』
レ「何笑ってんのー」
『え？笑ってないよ』
レ「なんかニヤニヤしてたで？」
私…レトさんに好きな人が居なくて安心してんのかな…
いや、違う。違う違う。そんな事ない
私は心の中で訂正して
『ニヤニヤしてないし、早く行くぞ』
と言った
・
レトさんと別れて家に着く
私は疲れが一気に出てきて思わずソファーにダイブする。
うとうとしていると、スマホの電話が鳴った
時計を確認すると夜の10時
こんな時間にかけてくるバカは誰だよ…牛沢か？
なんて思ってスマホ画面を確認すると
そこには�爛�ヨ�瓩箸いκ源�があった
私は焦って電話に出た
『っもしもし！？』
思わず声が裏がえる
キ「お、おう、もしもしw忙しかった？」
『大丈夫w』
キ「ならよかった」
そして、少しの間沈黙が流れる
『…で、なんかあった？』
キ「あぁ、なんか声聞きたくて…」
『そっかそっか…って、珍しいね…！？』
声が聞きたいのか…。男の人から初めてそんなこと言われた
キ「わりぃかよ」
『ワルクナイデス』
キ「それでよし」
『んー、じゃあなんか話す？』
キ「だな、てかまずこの間はありがとな」
『いいよいいよ』
キヨがそんな事言うなんて珍しいなと思いつつたわいもない話を1時間ほどした
それが終わるのは私があくびをした時
キ「眠い？」
『うん…』
キ「俺の時間感覚狂ってたけど遅いもんな、ごめんおやすみ」
『おやすみ』
そう言って電話を切った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 449人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さんご。(プロフ) - まりねさん» 読んでくださってありがとうございます！ゾワァっとしてもらうように書いたのでなんだか嬉しいです(？) (2020年11月21日 6時) (
レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
まりね(プロフ) - 読んでて最後にｿﾞﾜｧとしました笑 お話面白かったです！(*'ω') (2020年11月20日 7時) (レス) id: 1cea92ed0d (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - みづさん» 嬉しいです！他作品もありますのでよかったら作者名のとこからどうz((殴。本当にここまで読んでくださってありがとうございました！ (2020年7月16日 19時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
みづ(プロフ) - 完結おめでとうございます！ストーリーめちゃくちゃ好きでした、次の作品も楽しみにしてますね！ (2020年7月16日 16時) (レス) id: 378c3d5b14 (このIDを非表示/違反報告)
さんご。(プロフ) - ___mntks_さん» ありがとうございます！アフターストーリーも書き終わりました…！語彙力皆無ですが楽しんでいただけたら幸いです！ここまで読んでくれて本当にありがとうございました！！ (2020年7月16日 6時) (レス) id: 964fb42fef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
