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嬉しそうにしているキヨくんにつられて私も笑を零しながら2人でとりあえず校舎に向かおうとしていると、頭上からある声が聞こえてきた
「キヨ、A〜！この教室まで来れる？」
すぐ上を見上げると窓から身を乗り出して手を振るガッチ先生がいた
キヨ「おー！待ってて！
……はい、Aここ入って」
『ありがとう』
キヨくんが出すブラックホールに身を入れて
ものの数秒でガッチ先生のいる部屋に着く
そこには乱雑に置かれた机に腰かけるレトルト先輩と、壁にもたれ掛かる牛沢さんもいた
見た所ここは使われていない教室のようだ
レト「A、おはよ〜！」
『おはようございます！』
牛「外の様子は相変わらずおかしかったか？」
キヨ「うん、多分愛のゲームのユーザーであろう人しか彷徨いてない
その口ぶりだとうっしー達が登校する時間の時もおかしかったの？」
レト「キヨくんと言ってること全く一緒の状態だった
それに朝だってのに……いや、現実味のないくらいに真紫の空だったし」
レトルト先輩は少し下がったマスクを上げ、そう言った
やっぱり東西南北大合戦の為に日本中が変化してきてるということだろう
ガ「そういえばみんなハチマキは届いた？」
『はい、緑のハチマキが届いてました』
ガ「これが東軍の証ってやつなんだろうね」
それぞれがポケットやカバンから私の持っているものと同じ緑のハチマキを出した
ガ「それにこの様子だと……合戦が終わるまで日常には戻れないかもしれない」
牛「現に学校には俺ら以外のやつ見てねぇしな
居たとしてもユーザーだろうから日常とは言えねぇ」
もしかしたらこの学内にも登校してきたユーザーがいるかもしれない。
てことは……
『みるくちゃんやフジくんもいる可能性がある、ってことですね』
キヨ「充分有り得るだろうな
しかもアイツらは泡とかコウモリ使って状況を観察できるから自分の身に危険を曝さずに学校に来られるし」
『じゃあ本体はまだ家ってこともあるね』
キヨ「そういうこと」
そこからしばらく話し合って、牛沢さん、レトルト先輩、キヨくんの3人はまたうちに泊まることになった
ガッチ先生は行ける場所を転々として視察をしてくるという
スーパーやコンビニはやっていないため愛のゲームのアイテムで補うことにした
ガ「じゃあ取り敢えず解散する？」
牛「あぁ、なんかあったらすぐ連絡するよ」
レト「視察、任せた！」
キヨ「Aのことは俺らが守るから安心して」
そして私たちはそれぞれの目的場所へと向かったのだった
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さんご(プロフ) - いちご丸さん» ありがとうございます、、！Xの方に🗻視点のお話もあるのでよければぜひ！ (1月12日 0時) (
レス) id: 4c714dcc22 (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 凄い作品に出会えて感激です..!とんでもない文才ですね!凄く楽しく読むことができました。これからも頑張ってください( *´꒳`*) (1月5日 19時) (レス) id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
さんご(プロフ) - なみのさん» 長編にもかかわらず最後まで読んでくださりありがとうございます☺︎楽しんでいただけたならなによりです！ (11月13日 1時) (レス) id: b4a1483ffc (このIDを非表示/違反報告)
じゃーんえっちふん - みるくちゃあああああああん (10月15日 21時) (レス) @page49 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
なみの - とっても面白かったです！あまりにも作り込まれていて、感動しました・・・大好きです！！ (10月15日 21時) (レス) @page49 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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