#78 ページ31
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準備を全て終えて、リビングに集まる
いつも1人で広すぎたこの部屋も、いつのまにか彼らがいることが当たり前になっていた。
『そういえば牛沢さんは？』
キヨ「ガッチさん呼ぶって言ってたからもう2人で外にいんじゃねぇかな」
『じゃあ折角だしここに呼びましょうか』
牛沢さんとのトーク画面を開いて
“ガッチ先生と一緒にうちに来てもらっていいですか？”
と送るとすぐに既読が付いて
“秒で向かう”
と返信が来た
レト「うっしーはなんて？」
『秒で向かってくれるらしいです』
ピンポーン
キヨ「はやっ」
ドアスコープを覗くと本当に牛沢さんとガッチ先生が立っていた
肩で息をしていることから相当急いで来たことが分かる
ドアを開けて2人を中へと誘導した
ガ「よかった〜、本番前にみんな集まれて」
牛「しかもAの家でな、ハチマキつけてもらおうと思ってたんだ」
ガ「俺もお願いしたいな〜！」
レト「俺も！」
キヨ「俺が1番最初につけてもらう！！」
なんだか律儀に一列に並ぶ彼らからそれぞれハチマキを受け取り、頭につけていった
最後につけた牛沢さんは「ちょっとハチマキ貸して」と言って私のハチマキを手にし、
手で後ろを向いてという合図をした
そしてきゅっ、と強めにハチマキを巻いてくれる
牛「頑張ろうな、A」
『……はいっ！』
牛沢さんはぽんぽん、と私の頭を撫でた
レト「うっしー！！大将だからってしていいこと悪いことあるで！」
ガ「あはは〜相変わらずだね」
虎のような目をする2人と余裕そうな目をする牛沢さん。
それを他人事のようにニコニコ笑顔で見るガッチ先生。
どうか、ゲームが終わるまでこのままで
そんなことを願っていると外から大きな音で放送が聞こえてきた
［合戦本番まで5分前です］
キヨ「……じゃ、そろそろ外に出るか」
牛「負けんなよ」
ガ「うっしー、俺らTOP5だよ？」
牛「はは、そうだったな」
扉を開けて5人で外に出ると
今までとは比べ物にならないくらいピリッとした空気が街中に張りつめていた
［開戦10秒前…］
ガッチ先生は手にナイフを持ち、3人はふぅ、と息を吐いて身構えた
［3,2,1
東西南北大合戦、スタートです!!］
放送で流れたその刹那
ガタンッと近くからもの音が聞こえたあと
「オラァ！！中将から狩ってやんよ！！」
キヨ「早速お出ましかぁ！！」
青いハチマキを巻いた男がキヨくんに襲いかかった
牛「A、危ねぇからここから離れんぞ」
『はいっ……！』
牛沢さんに手を引かれ、私は精一杯走った
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さんご(プロフ) - いちご丸さん» ありがとうございます、、！Xの方に🗻視点のお話もあるのでよければぜひ！ (1月12日 0時) (
レス) id: 4c714dcc22 (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - 凄い作品に出会えて感激です..!とんでもない文才ですね!凄く楽しく読むことができました。これからも頑張ってください( *´꒳`*) (1月5日 19時) (レス) id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
さんご(プロフ) - なみのさん» 長編にもかかわらず最後まで読んでくださりありがとうございます☺︎楽しんでいただけたならなによりです！ (11月13日 1時) (レス) id: b4a1483ffc (このIDを非表示/違反報告)
じゃーんえっちふん - みるくちゃあああああああん (10月15日 21時) (レス) @page49 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
なみの - とっても面白かったです！あまりにも作り込まれていて、感動しました・・・大好きです！！ (10月15日 21時) (レス) @page49 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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