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右手のリングを見つめる
彼はどこにいるの…
そう願うとリングは輝きだし
光の線が現れた
…もしかしてドラコはその先にいるのだろうか。
私はその光を追っていった。
辿り着いたのはあの湖。
私は辺りを見渡す。
彼らしき人はいないようだ。
光はそこで途絶える。
私たちの思い出の場所だ。
以前ここにいた彼は余計綺麗に見えた。
「ドラコ…。」
目を瞑り彼との日々を思い出す。
彼は今どうしているのだろう。
私のせいで無くした愛も温もりも
他の誰かに貰っているのだろうか。
眠っていた時の彼の言葉を思い出す。
次は僕を愛さなくていいから。
愛さないように記憶を消したのに。
消した後にまたあなたに好意を抱いたの。
おかしい事だなって私も思うけど
それくらいあなたを忘れたくない私がいたんだと
気付かされたの。
「ドラコ…ごめんね。
あなたを愛してごめんなさい。」
私は泣きながらその場にしゃがみ込み
彼を思い出しながら
私はまた眠る。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
コツコツと足音が聞こえる
とても暖かくて心地がいい
うっすら目を開ける
視界がぼやけて相手の顔がよく見えない
どうやら私は誰かに連れていかれているようだ
私はその人に話しかけた
「どこに連れていくの。まだ私ドラコに会ってないの。」
その人は何も答えてくれない
そのまま私は部屋に連れていかれて
ベッドに寝かせられた
とても懐かしい匂いがした
これは…ドラコの匂いだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
目が覚めた時には
朝日が昇っていた
私はドラコの部屋にいた
私の隣には眠っているドラコがいた。
夢なのかと思って頬をつねるが
痛い。現実だ。
彼の頭を撫でた
2年経った彼はとても大人らしく
以前にも増してかっこよくなっていた。
「ドラコ…。」
名前を呼ぶが返事はない。
きっと疲れているのだろう。
私はベットから体を起こし
その場を立ち去ろうとしたが
腕を引っ張られ、またベッドに戻された
『すぐに居なくなろうとするな。』
ドラコの目はぱっちり開いていて
ずっと起きていたみたいだ。
彼は私の体を自身の方へ引き寄せて
強く抱き締めた
「ドラコ…これじゃ動けないわ。」
『動けないようにしてるんだ。
もう…逃げられないように。』
余裕そうな声色…なのに
手は震えていた
私は彼を抱きしめ返した
「もう…どこへも行かないわ。ドラコ。」
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Debugon(プロフ) - あーちゃんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(´TωT｀)そして最後まで読んでいただきありがとうございます( *´꒳`*)また新しい作品を書いているので良かったら覗きに来てください！ (2022年2月16日 18時) (
レス) id: 3073debd3a (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - ドラコの作品をたくさん読んできましたがら最も感情が溢れだしました！これからも楽しみにしています！ (2022年2月16日 16時) (レス) @page24 id: 534548cafa (このIDを非表示/違反報告)
Debugon(プロフ) - sakihamu87さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！これからも頑張ります！初めて言われてとても感動です(´TωT｀) (2022年1月7日 22時) (レス) id: 3073debd3a (このIDを非表示/違反報告)
sakihamu87(プロフ) - 今までに読んできたドラコの作品の中で1番面白いです！！！続き待ってます！ (2022年1月7日 9時) (レス) @page3 id: b82aa09454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でぶごん x他1人 | 作成日時：2022年1月4日 20時
