1-44 ドラコside ページ47
ある日彼女が僕の前から居なくなった
クリスマスのあの日Aと一夜を共にした
朝起きると彼女はもうそこにはいなかった
あったのはベッドに残った彼女の温もりだけ
僕は彼女に酷いことをしたのだろうか
ただ彼女を愛しただけだった
ただ、誰にも渡したくなかっただけだった。
気付けば彼女は学校を辞めていた
行方も知られていない。
僕には一言もなかった
グレンジャーからは酷く責められた
ハー「貴方のせいよ！貴方のせいで。
Aは行ってしまったわ。」
『…僕は何も知らない。』
グレンジャーはびっくりした顔をして
それから酷く悲しい顔をした。
ハー「あなたまさか…。本当に何も知らないのね。」
グレンジャーに聞こうと思えば聞けたのに
僕は何も聞かなかった
もしかしたらこれが正解なのかもしれないと
思ったからだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
送り先も分からない彼女への手紙を書く
指に着けているリングにキスをし
目を閉じて彼女との日々を思い出す。
周りには沢山の女がいて
僕に逆らえないやつも多くて
いつも中心は僕だと思っていた
でもそれは変わっていて
僕の中で僕よりも君を優先するようになって
いつしか君が僕の中心になっていた
『愛してる。』
A…。会いたい。
君は今どこにいるんだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
いつもと変わらない日々にうんざりしていた
Aがいないだけで僕の世界は灰色だ
君と座ったベンチに行くと
一通の手紙が落ちていた
セドリック・ディゴリー宛だった
送り主は…
『A……？』
見てはいけないと思いつつも
手紙の内容を見た
"セドリックへ"
"お元気ですか。この間は手紙ありがとう。
返事が遅くなってごめんなさい。
私は今パン屋さんで働いています。
みんないい人たちで幸せです。
病院にはちゃんと行ってるから安心して。
私はとても元気でやっています。
セドリックは最後の課題頑張ってね。
またみんなに会える日を楽しみにしてるわ。
それじゃあまたね。"
"Aより"
病院……？
まさか病気なのか。
不安が募る
あいつには手紙を出せるのに
僕には何一つと連絡をよこさないで
怒りもあったが
彼女の無事がわかり安心した。
僕は手紙に書いてあった住所を
自分のノートに書き留めて
その場所に向かうことにした
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Debugon(プロフ) - サラさん» 先日無事に産まれました！ありがとうございます( *´꒳`*) (2022年4月3日 21時) (
レス) id: 3073debd3a (このIDを非表示/違反報告)
サラ - ものすごく遅いですが，お子さんの誕生､おめでとうございます‼️ (2022年4月2日 1時) (レス) @page14 id: f15528bb75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でぶごん x他1人 | 作成日時：2021年4月21日 11時
