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ハリ「待って！A。」
談話室を抜けようとする私の腕を掴み止めるハリー
「私、急がなきゃ。」
そう言うと彼は透明マントを私に差し出す。
ハリ「もうこんな時間だ。バレたら困るだろ？」
「…ありがとう。ハリー。」
ハリ「沢山泣いたんだね。可愛い顔が台無しだ。」
そう言って私の頬に手を添える
私を見つめるハリーの目が
優しくて大事そうに見つめてくるあの目が
ドラコと重なる
「…ハリー？」
名前を呼ぶとハッとして私にマントをかける彼
ハリ「っ…。早く行きなよ。マルフォイの所に。」
軽く背中を押されハリーの方を見ると
とても辛そうな顔をしていて
思わず私は声をかけた
「ハリーどうしたの。何かあったの。」
ハリ「僕のことは気にしないで。」
「…無理よ。だって私たち友達でしょう？」
ハリ「それが僕には無理なんだよ！」
投げやりに言う彼に思わず私は驚いて
後ずさりする。
「どういうこと？ハリー。だって私達…。」
ハリーは私に近づいてそのまま抱きしめる
ハリ「僕は行きなって言ったんだ。
行かなかったのは君だ。」
勝手に唇を重ねようとする彼を突き放した
ハリーが尻もちを着いて驚いた顔でこちらを見る
「ごめんなさい。転ばせようとは思ってなかったの。」
手を差し伸べようと思ったが
彼の気持ちに気づいてしまった今
それが正しいこととは思えず
透明マントを彼に返し
「ごめんなさい。」
私はドラコの所へ向かった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
時刻は10時40分
湖に着いた私は辺りを探す
もう帰ってしまっただろうか。
でもここに来てしまったらどうしても会いたくて
探し歩いていると
木の影から男女の声が聞こえた
…パーキンソンとドラコだ。
話の内容がよく聞こえないが
2人はこちらに気づいていないようだった
パ「ドラコ………だから……すき…。」
『あぁ。……なんだ。僕も…。』
部分的にしか聞こえない会話がもどかしてく
どうしようか悩んでいると
パ「きゃあ！！！」
大きな叫び声と音が聞こえて
びっくりして影から覗くと
ドラコとパーキンソンが転んで倒れたようだった
パーキンソンはドラコの上に乗っている形になり
ドラコはそんなパーキンソンの腰に手を回していた
そのまま2人は起き上がろうともせず
パ「ドラコ。それでもあなたが好きよ。」
パーキンソンは確かにそう言って
私の彼にキスをした
彼もそれを拒まなかった
私はそのままバレないように部屋に戻った。
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Debugon(プロフ) - サラさん» 先日無事に産まれました！ありがとうございます( *´꒳`*) (2022年4月3日 21時) (
レス) id: 3073debd3a (このIDを非表示/違反報告)
サラ - ものすごく遅いですが，お子さんの誕生､おめでとうございます‼️ (2022年4月2日 1時) (レス) @page14 id: f15528bb75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でぶごん x他1人 | 作成日時：2021年4月21日 11時
