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story9 ページ10
side監督生
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授業の間の休み時間。
グリムを二人に預けて、私は二年生の教室に向かっていた。
今日はセイレーン先輩の警護でフロイド先輩はしっかり授業に出ている。
つまり彼はいま教室にいる。
「あれえ？小エビちゃんじゃん、どうしたのぉ？」
「あ、フロイド先輩！」
「誰かに用事？あ、アズール？」
「いえ、フロイド先輩にご用事が！」
そう言うと先輩はちらりと教室に顔を覗かせ同級生に何やら声をかけると、いこっかとさくさく歩き出してしまった。
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(幕間、モブとの会話のみ)
「グレイ、フロイドが監督生に呼ばれたってよー」
「おや告白？フロイドもついに人間と」
「いやああれは違うと思うぜ、お前のことじゃねえの？」
「僕のこと話してなにになるんだよ」
「だってあいつ異世界から来たんだろ？お前のこと知らねえじゃん」
「僕興味持たれてるってこと？それはそれで面白いな」
「ほんとオクタは性格悪いなー！」
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作者名：桜井庵 | 作成日時：2020年6月28日 22時
