異能で昔の文豪に会いに行ってみた※ただの本好き様リクエスト ページ42
ただの本好き様リクエストです！
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
中島敦
｢お姉さん…だれ？｣
孤児院で苦しんでいる彼の元へ行った貴女。少し怯えたような目で貴女を見てきます。それもそのはずです。彼は暴力を受けていたのですから。貴女が心を締め付けられたのなら、小さな彼の頭を優しく撫でましょう。貴女の手の温度に彼も安心したようにポロポロと涙を流しますから。
太宰治
｢…君は？？｣
あの日、彼が大切な友人を無くしてからまもなくの頃に飛んだ貴女。突然現れた貴女に少しばかり目を見開いた彼は、貴女に声をかけます。友人を失った絶望を抱えながら彼は貴女の知っている彼に変わっていくのです。もとの時間に戻り、彼に会いに行きましょう。
芥川龍之介
｢…銀、下がっていろ｣
何よりも大切な妹を彼は自身の背中に隠します。警戒の色を滲ませる彼の真っ黒な瞳を、目線を合わせるようにしゃがんて見つめましょう。貴女の目に悪意の色が無いことを悟った小さな彼は、少しずつですが会話をしてくれます。
中原中也
｢っくんな！！｣
まだ力を扱いきれず触れた物をことごとく破壊してしまう彼は、見ず知らずの貴女を危険な目に遭わせまいと拒絶してきます。そんな彼に手袋を上げましょう。もとの時間に戻って、彼の手を見てください。彼が付けている手袋に、見覚えはありませんか？
フョードル・ドストエフスキー
｢どなたですか？貴女のような女性は知りませんが｣
貴女の知っている暖かい彼はそこにはいません。出会った頃と変わらない、心が凍ってしまいそうな冷たい目で見られます。それでも彼の優しさを知っている貴女は平気で彼に笑いかけます。そんな貴女に、過去の彼は驚いたような顔をするでしょうね。
澁澤龍彦
｢人のことをじろじろと…何か用か？｣
まだ人の体温を持っていた頃。人間として生きている頃の彼を間近で見た貴女は思わず目を奪われて見つめてしまいます。彼は貴女の視線が気になったようで話しかけてきます。生きている彼を見てポロポロと貴女が涙を流せば、彼は貴女のことなど知らないはずなのに親指で涙を拭ってくれるでしょう。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1718人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
泉桃花クラスタ - はじめまして!１巻から楽しく読ませて頂いています！更新を楽しみにしていますが、作者様もお身体に気を付けてください!応援しています! (2019年4月1日 11時) (
レス) id: 1a879c682f (このIDを非表示/違反報告)
無能なスティックのり - 無理せずに自分の身体に気をつけながら更新をしてくださいね。ずっと応援してます! (2018年12月28日 17時) (レス) id: 969b86a24e (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - あ、ありがとうございました！もう涙がとまりませんでした (2018年11月5日 21時) (レス) id: ddb2431e8f (このIDを非表示/違反報告)
ただの本好き(プロフ) - 努力も大事ですけど、作者様が無理をして身体を壊す事が一番ダメな事ですよ。私達はいつまでも待ちますから、ゆっくりして下さいね。 (2018年11月3日 16時) (レス) id: 1d708256dc (このIDを非表示/違反報告)
RINNA(プロフ) - 皆様本当にありがとうございます。更新再開を宣言しても安定した更新ができず申し訳ありません。これからも努力していきますので、どうぞよろしくお願い致します (2018年11月2日 23時) (レス) id: f3007f9eda (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RINNA
| 作成日時：2018年8月14日 21時
