検索窓
今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:1,171 hit

ページ7

7月半ば、真夏。

太陽がギラギラ光っていて眩しい。

「あっづ。アイス食べたい」

「じゃあそこの自販機で買います?」

「だめだよ、これから学校じゃん」

「バレなきゃいいんですよ」

彼につられて、自販機にお金を通す。

今までの俺だったら絶対こんなことしなかったなぁ。

「りいぬは優等生すぎます。」

「るぅとくんは不真面目すぎる。」

人気者のくせに、校則はバリバリ破るタイプ。

そこもモテポイントと言ったところだろうか。

「りいぬの何ですか?」

「いちご」

「ちょーだい」

「やだ」

「僕のもあげますから。ほら、りいぬチョコもすきでしょ」

「……もう…しょうがないなぁ…」

許してしまった俺の負け。

チョコには勝てない。

「でも俺、もう食べちゃってるよ?」

「いーのいーの」

パクッと俺のいちごアイスを大口で食べられた。

「あー!!俺のなのにぃ。ひとくちが大きいんだよ、るぅとくんは」

「別にいいじゃないですか。…それに、……間接キス、しちゃいましたね」

"カンセツキス"それを理解してしまった俺は、顔から火が出た。

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , BL , 妄想   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:甘党。 | 作成日時:2023年5月15日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。