33 ページ34
「…るぅとくーん?テスト見せてくださーい?」
「…いやです」
放課後、無理矢理俺の家に連れ帰った。
場合によってはこれから勉強会だ。
赤点だったらやばいからねぇ、この2年の夏に。
彼はさっきか正座でおとなしくしてるだけで何も言わない。
「…はやく見せてくれないとこうだぞっ、」
彼の足に乗ってお腹周りを擽る。
「ひゃッ、っ、やめっ……!」
「…っ、」
…声がえっちだ。
いつも弱味なんて見せない彼なのに、珍しく耐えられないみたい。
こっちまでドキドキしてしまうじゃないか。
「わっ、わかりましたぁっ、見せますからぁ…!!」
やっと降参してくれたのか、漸くテストを出してくれた。
「はーい、……あー、ね?」
彼の点数は悲惨だ、モザイクをかけましょう。
なんなら1桁もあるし…。
「ふっ…、ふふっ、ひとけたっ…、っ」
悪いけど笑っちゃうよね。
「もうっ、りいぬ!笑わないでくださいよぉ!、んんん〜〜!!仕返し!」
「わひゃっ!?いやぁっ、ふふっ、ちょっと…!」
「僕のことバカにしたからこちょこちょの刑ですぅ〜!」
身体の大きい彼に抑えつけられて動けない。
「んふふっ、りいぬ弱いっ…。こちょこちょぉ」
「んひゃ、やめっ…ふふ、ひぁっ」
やはり彼には勝てません。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←32
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:甘党。 | 作成日時:2023年5月15日 10時