検索窓
今日:14 hit、昨日:1 hit、合計:1,173 hit

30 ページ31

彼からのお姫様抱っこ

自分はヒロインでも何でもないしただの陰キャなはずだ。

こんな映画みたいなことしてていいのかなぁ。

「っるっ…とくん、っ…そろそろ降ろして…」

「えー?なんでー?」

「は、恥ずかしいから!!それに、重いでしょ…?」

「りいぬは軽すぎ。なんならもっと食べてください。」

手を彼の胸板に押し付けてもビクともしない。

「恥ずかしいだなんて、かわいいですね」

「…かっこいいの方がうれしいんだけど」

「んふふ、それは難しいかもです。…でもまぁ、降ろしてあげます」

彼が丁寧にしゃがんで膝をつく。

まるで馬車を降りているみたいで緊張した。

「あーあ、間に合わなかったねぇ」

彼が携帯を見て嗤う。

入室完了の時間はもう過ぎていた。

「りいぬと一緒に入れば許されますよね?」

「…俺を何だと思ってんの」

31→←29



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , BL , 妄想   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:甘党。 | 作成日時:2023年5月15日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。