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あの男子と友達になってから、るぅとくんと3人でよく話すようになった。
「それでさ、俺、超びっくりしちゃってぇ〜、」
「え〜!!なんなんですかそれ!」
「あはははっ、りいぬの話いつまでも聞いてられる、おもしれー!」
うれしいなぁ、うれしいなぁ。
この調子で、また、友達が増えたりするかな。
「___すいません失礼します、りいぬ先輩いますか?」
「っ、ころちゃん…?」
何故かころちゃんがいた。
「ごめ、俺行ってくるね」
ふたりに声を掛けて、嫌々ころちゃんのところへ。
…何の用事か、察しはつくけど。
「……りいぬ先輩、聞きたいことが…ってまぁ、聞くまでもないですけどね」
"りいぬ先輩、るぅと先輩のことすきですよね?"
思っていた通りの言葉。
「……すきだよ。だいすき。」
「…僕も、るぅと先輩のことがすきでたまらないです。」
知ってる。そんなの知ってるよ。
「ありがとうございます。これからは遠慮無しに、正々堂々勝負しましょう」
「うん、わかった。…負ける気ねぇから」
「こっちこそ。絶対振り向かせてみせます。…では、」
ペコッと頭を下げて、去っていく。
俺より身長が10センチくらい高いのが悔しい。
………俺ところちゃんの、宣戦布告。
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作者名:甘党。 | 作成日時:2023年5月15日 10時