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ページ29

。Aside


「そりゃ名案だねェ」

与謝野さんも楽しそうに声を弾ませた。

「あたしらでアンタを今の倍以上に可愛くしてあげようじゃないか」

「私もついて行っていいの?」

鏡花ちゃんが控えめに尋ねてきた。

「勿論!どうせなら、鏡花ちゃんの分も!選んで差し上げますわ!」

ナオミちゃんは久しぶりに女子会ですわね!とニコニコ笑った。鏡花ちゃんは敦くんに視線を送ると、彼は「行っておいで」と笑顔で返した。鏡花ちゃんも嬉しそうに頷いていた。

……大天使しかいない…………私ってば本当に職場に恵まれた……社長と社長との出会いに感謝しかない。

治はというと、突如繰り広げられた女子会トークに置いてけぼりにされていた。

「……今回、私の出番はなさそうだね。」

「あはは、そんなことないよ。結婚式当日はよろしくね。」

治は一瞬固まって視線を逸らすと、また戻してこう言った。

「エスコートは任せて。」


うっ……わ。


は、破壊力が、凄い。


自然と熱が顔に集まってくる。



「Aさん、顔赤いですよ」

敦くんにコソッと言われる。

「し、知ってる……」


「それじゃア国木田!そういうことだから!」

与謝野さんが私の腕をぐい、と引っ張って探偵社の出入口扉に向かっていく。

「は、はぁ?今から行くのか?!」


「ランチでも食べてから帰ってくるよ」

「私、中華街行きたい。」

「お兄様、行ってきますわね♡チュッ♡」

「えっ、え、ち、ちょ待っ」


バタン


残された探偵社の男共は嵐のように過ぎ去った女子メンバーの遠くなっていく声を聞くことしかできなかった。

「き、気をつけるんだぞ〜…」

最後に弱々しく放たれたのは、谷崎兄の気遣いの言葉だけだった。






「A、これなんかどうだい?」

「スカート丈短すぎます無理です」

「鏡花ちゃんもこれとか!」

「か、可愛いけど……私……」

「大丈夫大丈夫♡」「いいから着てみな♡」

(ぐぅ、、強制的に試着させられまくる……!!!)

【番外編学パロ】→←14


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設定タグ:文スト , 太宰治 , ギャグ   
作品ジャンル:恋愛
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くすみぴんく(プロフ) - アオイさん» コメントありがとうございます!!誤字は修正しておきます!!学パロもまたやりますね!! (2020年8月15日 19時) (レス) id: 9ac576d24a (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - すみません、書き忘れです!学パロ面白いので、またやってください! (2020年8月4日 0時) (レス) id: 64807526c9 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 突然失礼します!楽しく読んでいます!あの・・・3話くらいのところで、敦君、賢治君の字が間違ってます!それだけです。失礼しました! (2020年8月4日 0時) (レス) id: 64807526c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃい。 | 作成日時:2020年7月10日 7時

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