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第11話 ページ22

。国木田side





____今日も完璧な予定が立てられた。

今日こそはこの予定どうりに仕事を終える。

俺は力強く決心した。



4階のボタン押し、エレベーターが上昇していく。


(ここ最近、どうも仕事に手がつかん。)




理由ならなんとなく察しがつく。




探偵社の扉を開け、「おはようございます。」と言い、時計を見る。


7時55分…まぁ、ちょうど良い時間だろう。



俺は傘を傘さしに入れた。

今は小雨だったが、夕方には強くなるそうだ。




「あ、国木田さん、おはようございます」



資料を沢山抱えたAがにこりと微笑んで言った。


「おはよう。今日は お前にしては

随分早いな。」


「う"っ…いつも少し遅れて出社してるからって……ゴメンナサイ」



「朝弱いんですよ〜」と困り顔でぶつぶつと独り言を言い出した。


朝からテンションの高い奴だな…。



「ところで、あの唐変木はまだ来ていないのか。」


「当たり前じゃないですか〜。治が時間どうりに仕事場に来るような人でもないことは国木田さんが1番わかっているのでは?」


クスクスと笑いながら話すAはやはり、いつにも増して楽しそうだった。


「それはそうなんだがな…。でもここ最近の奴は妙にお前にこだわるだろう?だからこの時間にもひょっこり現れるかと…」


俺が入口の扉を横目で見ながら言うと彼女は


「私にこだわる…ですか」


と言い、分かりやすく視線を逸らし苦笑いをした。



「…お前は気づいているのか?」


何にとは、言わない。


おそらく伝わっているだろう。



「…さあ、どうでしょうね」



またAはにこりと笑った。

彼女のこの笑顔からは、いつも何も掴み取れない。以前から少しそう思っていた。


窓の外からは、静かに降る雨の音と、車か水溜まりの上を走る音が響いていた。


「そんなことはどうでもいいですよ!国木田さん!こんな無駄話していたら、予定どうりに仕事進められませんよ?」


「そうだった…悪いな」


「いえいえ〜♪」



がやがや、と


扉の外から声が聞こえた。


他の探偵社員もやって来たようだ。




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作者から。



ここしばらく更新できていなくて申し訳ありません(汗)コメント、評価、お気に入り登録、本当にありがとうございます。作者が結構忙しいため、更新頻度は少なくなりますが、これからもどうぞよろしくお願いします。

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設定タグ:文スト , 太宰治 , ギャグ   
作品ジャンル:恋愛
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くすみぴんく(プロフ) - アオイさん» コメントありがとうございます!!誤字は修正しておきます!!学パロもまたやりますね!! (2020年8月15日 19時) (レス) id: 9ac576d24a (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - すみません、書き忘れです!学パロ面白いので、またやってください! (2020年8月4日 0時) (レス) id: 64807526c9 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 突然失礼します!楽しく読んでいます!あの・・・3話くらいのところで、敦君、賢治君の字が間違ってます!それだけです。失礼しました! (2020年8月4日 0時) (レス) id: 64807526c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃい。 | 作成日時:2020年7月10日 7時

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