私と一緒にいてくれた恩人【太宰治】

第224話 慣れ ページ35

返事をしたもまだ納得出来ていない様子だった。







そりゃそうだよね。人から電流が放たれるとかありえないもんね。





でもね、皆。よく考えて欲しい。これは二次創作…その上夢小説だ。


だからどんなチート夢主でも受け入れなければならない。






しかし私が今扱っているのは原作様の設定だ。






この小説の設定が理解出来なくとも、異能力のことだけは理解してくださいっ(某前田さん風)






｢やべぇ…Aが百面相してるよ｣





｢そこのチャラ男君1回黙ろうか｣








｢じゃ、じゃあさ、大宰君の異能力はどんなやつなの？｣





｢いっえあ！！！マイエンジェル茅野ちゃん！！治はね！異能力無効化の能力だよ！！｣



｢なにそれ、名前だけで矛盾してるんだけど｣





私の説明に業君がツッコミを入れた。異能力無効化の異能力とか特異だよね。






｢こんな感じだよ。ほらA、だして｣




｢おっす｣






治に言われたのでそこにいた殺せんせーに電流を放つ。先生がなんか言って泣いてるけど私知らない。







｢…人間失格｣





治がそう言い、私に触れると電流が無くなった。




これにみんなはとても驚いていた。








｢ハイスペックすぎだろ太宰…｣





｢ふふ、褒めても何も出ないよ？前原君。君も充分ハイスペックじゃあないか｣





静まり返る職員室に、殺せんせーの泣き声だけが響いていた。

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