私と一緒にいてくれた恩人【太宰治】

第213話 チームの時間 ページ20

「それでは皆さん、自由に別れてください。赤が殺すチーム、青が殺さないチームです」







「……殺せんせー、ひとついいかな」





「どうしたんです？岡野さん」





「…殺す派になっても、それは殺せんせーが嫌いってことじゃないんだよね？」




「勿論ですよ」





「むしろ私と治は殺せんせーな大好きだから殺す派だからね」




「…そっか。なら良かった！」





そんな悩ましげな岡野ちゃんから始まり、みんなが思い思いに武器を手に取り選択をしていく。





最後は例の2人が残り、武器をとった。





「…あの二人結構頭にきてるね…」





武器を取る際2人が鉢合わせると、二人ともそっぽを向いてしまった。




案外子供だな(失礼)







「私は一応殺す派。何もしないけどね」



「僕も殺す派。そのためにこの教室に来たんだしね」






そうしてチームは決まった。






『殺す派』


赤羽業
中村莉桜
木村正義
岡野ひなた
寺坂竜馬
吉田大成
村松拓也
狭間綺羅々
菅谷創介
岡島大河
三村航輝
速水凛香
千葉龍之介
堀部糸成





『殺さない派』



潮田渚
磯貝悠馬
前原陽斗
茅野カエデ
倉橋陽菜乃
不破優月
原寿美鈴
片岡メグ
矢田桃花
奥田愛美
杉野友人
神崎有希子
竹林考太郎





『中立、不参加』


自律思考固定砲台
粟田A
太宰治









「それでは…用意、始めっ！！」




未来が決まる戦争が、今始まった

第214話 舞台の時間→←第212話 決別の時間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す