私と一緒にいてくれた恩人【太宰治】

第214話 舞台の時間 ページ21

サバゲーは順調に進んで行った。






開始コールと共に敵を殺した速水と千葉、




影が薄いからこそ偵察に向いていた三村、





ゲーマーだからこそ敵の戦略を読むことが出来た神崎、




闇と同化した狭間、





普段目立たない人も充分に活躍出来る戦いだった。






そして何より爪を隠していた、渚と業。




ずっと、烏丸の背中に隠れていた渚。最後の最後で寺坂組、そして、中村を撲滅させた。








そして残るは業と渚。





「渚くーん！！銃捨てて出てこいよ！！こいつで決めようぜ！！！」





そう業が叫び、手に取ったのはナイフ。その行動に誰もが驚いた顔をしていた。





「このまま渚君が業君を撃てばE組は今よりも険悪な雰囲気になる…


それを渚君が分かっていると考慮した上で自分の得意なタイマンで決着つけようと……？」






「恐らくそうですねぇ…業君は何一つ劣ることは無い、普通の学校ならば、ね。



ですが気付いているはずです。この暗殺教室では、渚君こそが最大の強敵だと…」






そこで2人のタイマンは始まった。2人は勝利欲、征服欲が滲み出ていた。

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