私と一緒にいてくれた恩人【太宰治】

番外編 4月2日 ページ16

「…治………なんで…………」






目が覚めると隣に治がいた。今日は何日だ？2日だよな？？？？





昨日だったら「エイプリルフールでしたー！！(´º∀º｀)ﾌｧｰw」で済むけど。






「………ん、A？昨日、可愛かったよ」





「ぶっ」






そして核爆弾を投下され、私はお茶を吹いた。


いやでも待って、私下着も服も着てるよ？？





てか私達付き合ってないよね？なんで？？？




あ、順番間違えちゃった感じ？





「そんな百面相しないでよ、嘘だから」





「っジーザス！！！！…というか成長したね。寝起き良くなった」





「うん、だってずっと起きていたからね」






「うわその笑顔腹立つ」






「って事で森さんにプレゼントを買いに行こう」





「ごめんもう1回言って」






「出発しまーす」









というわけで連れてこられたショッピングモール。




「今日は4月2日、真実を言う日なのだよ。だから森さんに感謝を伝えようと思ってね」





「……なるほどね…………ねぇ、治」






「なんだい？」







「顔まじで好み」






「うん、知ってる」






にぱあ、という効果音の笑顔で返されました。これで治の赤面ルートは遮断されました。太宰クラスタの方々すみません。









ちなみにこの後花束と万年筆とお手紙をお父さんに渡した。






めっちゃ号泣してた。






そして夜、枕元にカードが置いてあった。




『大好きよ、A』



『いつでも相談になるからな、愛しとるぞ』




『ずっと、永遠に、幸せに暮らしてね愛娘よ』





『今日は幸せでした』







「今日は幸せでした」……あなたと出会えて幸せです、か。





嬉しいこと言ってくれるじゃない。








私は頬をほころばせた。

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