【刀剣乱舞】付喪神は付喪神でも嫌う 2

50話 ページ3

主様と別れた後は部屋に戻る事にしたのだけれど...。

如何してこの刀と遭遇してしまったのでしょうか？自分の行いが悪かったのか？

「...あの、廊下のど真中に居ないでくれますか？邪魔です」


三「はて...何の事だ？俺にはちっとも解らんなぁ」



コレの何処が天然で、あざとくて、可愛いんですか！？只のアレですよね？

何でこの刀が審神者の心を掴んでるんですか！？

掴むのは数珠丸さんにしてくれ！



「あっそうですか。なら良いです。

私は早く数珠丸さんと山姥切と...癪ですが、鯰尾さんと一緒にお茶をするんです」



こんな私だから絶対鯰尾さんは自分の名前を言ってはくれないと思っているのだろう。

だけど、私からしたら別に良いかなって頭の中では許していた。

正直に言えば、鯰尾さんからは一切何もされていないし、言われていないから...うん。



あ、そんな期待した様な眼で見ないで下さい。



鯰「Aさん、そこまで俺の事を...純粋にそんな風に思われるのは久方振りですよ」



その様な事を言っている割には何故私の腕に君の腕を絡めているのかが知りたいな。


君は私の事を信用してい無い事ぐらい見れば分かるのに、如何して？




鯰「...俺やこの本丸の皆も、過去の事を引き摺って、人間を殺めて居る。

心の奥から俺達を助けたいって気持ちを持っていた審神者の話も聞かずに...。

そんな事をしたら、前任と同じ事をしているのかも知れない。

でも、それは逃げているのと同じ事でした。



だから、俺は知らない振りをして、逃げたく無いんです」

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