【刀剣乱舞】付喪神は付喪神でも嫌う 2

61話 ページ14

紺「では、厨に行きましょうか。到着した時に燭台切光忠が居る事ですし」



...到着した時って言ってもどうして確信出来るのだろう。

その後、紺野が立ち上がり歩き始めたから私達も紺野の後ろに着いて行った。
数珠丸さんは...まだ起きないので。

あぁ、そうだ。どさくさに紛れて聞いてみようかな。


「もし、私が紺野の大切な人を...助けられていたら。もし、

もう一人の異端者を...殺せば...彼は助けられた。他の仲間も、もう一人の異端者に溺れなかったら」





"君は幸せになれたのに" と、言おうとしたら紺野の掌によって口を抑えられた。


紺「...もう、遅いんです。もう一人も原作を知って居たから私の頭から原作が薄れていった。

彼女は殺されなかった。何故なら彼女は容姿端麗でスタイル抜群、頭脳明晰であり他の神からチート並みの異能力を授かったから」


「そして、姐君も君を見捨てようとした...彼女は包帯くんに気に入られ部下にした。

そして、僕くんも」



「君に教えてあげる。彼が死んでから4年後くらいに...もう一人の異端者は武装探偵社に所属する。...その時は、


その時はまた、見捨てられる」



最後は言いたくなかった...けれど、ハッキリと言わなければ今よりもっと傷つくかも知れない。

なら、今言った方が良い。


紺「...若し其れが本当でも、如何でも云いんです。所詮は只の...と、此処ですよね厨は」



魁「え、あ、そうそう！ここだよココ！」

62話→←60話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す