◇2話 ページ3
｢えぇ……私、日本のヨコハマから来たんですが、イタリアならどうしましょう。
住む場所がありません！！！｣
助けてください、そう言いながら私はお兄さんに縋りついた。
泣きそうになりながら叫んでみれば困惑した表情でタジタジになっていた。
｢ぬっ……そう言われてもだな……貴様が怪しい奴かどうかを調べなければならな｣
｢お兄さん！！！！私にお慈悲を！！！！
私は文月Aです！日本人です！起きたらここに居ました！｣
レヴィ｢……俺はレヴィ･ア･タンだ。イタリア人でヴァリアーの森で侵入者が居るとの報告でここへと来た｣
自己紹介……てことは、もしかして！
レヴィ｢今回は見逃す。だが、次からはここには来るな｣
助けてくれないのね！そりゃそうか！！そしてお兄さんことレヴィさんは私に背を向け去って行った………
ふ、ふふふふふ。
甘いよ、お兄さん！！
｢私がどんな奴かを知らしめてやる……と、言うことで拠点地着いて行こうっと｣
え、お兄さんに着いて行ってもバレるだろうって？忘れたのかい、私はポートマフィアに属しているんだぞ？
幹部ではないんだけど、下級構成員でもないのよね。
ちょっとあやふやな立場ってところ。
太宰さんからも結構な程怪しまれたけれど彼は私に興味など無いので直ぐに忘れられている。
敵視される時はあるとも言えるし無いとも言える。
｢あ、心の中で説明してたらもう着いた。ふんふん、ここがヴァリアーの拠点地ねぇ…
あ、
レヴィさんがソファーに座って珈琲飲んでる……あの部屋がレヴィさんの部屋ね｣
んー、どうやって部屋に入ろうかな。
ちょっとだけ離れてくれれば開いてる窓から侵入して驚かせられるんですけどねぇ。
おぉ、部下みたいな人が廊下に連れ出したので部屋に入りましょうか。
｢うーん、シンプル過ぎて怖いね、この部屋｣
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←◇1話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：満月@地獄 | 作成日時：2018年8月12日 2時
