◇1話 ページ2
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
｢………っい、たた｣
いつの間にか爆発に巻き込まれ気絶をし、ようやく意識が戻った時と同時に
全身に痛みが走り出した。
｢…え、何これ…すっごく痛いんだけど
あれ、ここ、どこ…？｣
横になっていた身体を起こし、辺りを見渡せば大きい樹木がたくさん生えてる森の中だった。
よくここまで育ったな、と思う。
｢痛いけど…頑張って歩くしかないよね｣
少し血が出てるけどしょうがない…場所が場所だから出口を探して人を見つけなきゃ
……！！！
誰かが……木を足場にしてこっちに来てる！！！
｢しかも数人……4人…ぐらいかな｣
絶対に普通じゃない、一般人じゃないよ！！
どうする…
｢そこの貴様、ここがヴァリアーの拠点地がある森だとして侵入したのか｣
後ろからかよ、察知が確実にできなかった…鈍ったかな……
そんな事を考えながら後ろを振り向けば……オジサンと愉快な仲間たちが、
｢オジサン……？こそ、何をしてるの｣
｢オジ…！？俺はまだ20代前後だ！！！｣
えぇ…20代で髭がたくさん生えてんの？？
凄いね、お兄さん。
｢ごめんね、お兄さん…勘違いして。
あとさ、ここ…日本だよね？｣
オジ…お兄さんが少しだけ目を見開いたけど、何かを確信したように口を開いた。
｢見た目からして日本人だと薄々思っていたが、確信した。ここは貴様が言う日本ではない
イタリアだ｣
………イタリア？
え、イタリアって言った！？
うそだろ！！！
｢…なんで私はイタリアに？｣
｢俺が知ってるわけが無いだろう……｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：満月@地獄 | 作成日時：2018年8月12日 2時
