ほわいとらんぺいじ。3

◆魔法をかけて。壱馬 × 慎 ページ6

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マシュマロ リクエスト

⚠️ 非アーティスト＆兄弟(学生)設定



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壱馬 side









「すっごい雨やな…」







土曜日の早朝、窓ガラスを打ちつけるような雨音で目が覚めてしまった。



隣のベッドでは相変わらず壁側に向かって縮こまるようにして寝ている弟が。










母「今日から私たちの家族になる、慎くん」



「…は？」



父「突然でごめん、慎くんの親御さんが…俺の仕事先で仲ええ人が亡くなって引き取る人がおらんで俺たちで育てることにしたんや」







今から1ヶ月以上前のこと。





家に帰ってきた両親の後ろには少し小さな男の子がいて。



その子のお父さんは事故で亡くなってしまい、元々奥さんとは離婚済みで頼れるような親戚もいなかったらしい。





だから親父が「慎くんを育てる」と言い、連れて帰ってきた。







「……俺の兄弟、ってこと？」



父「そうや、2個下やから弟やな」



「…弟、」







一人っ子だった俺。



昔から弟か妹が欲しい、と言ってはいたけど…突然のことすぎて頭が回らなかった。





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