拾伍。 ページ17
「オイ、てめぇ、なにしてやがる」
沖田の声は、緊迫する空気の中で凛と響いた。
神威は、Aを船の端で寝かせ、仲間だった筈の輩まで殺した。
「何って、掃除?邪魔者がいたら心置きなく殺りあえないだろ?
······だからそっちも早くソレ、片付けてよ?」
神威の示すソレとはそよ姫。
その標的であるそよ姫は沖田の後ろに隠れ、怯えていた。
「もー、仕方ないな。
悪党しか切れないってなら俺がソレ
______片付けてあげるよ」
神威はしびれを切らして、
そよ姫に傘の先端部を向けた。
そして、そよ姫に向かって銃弾を飛ばす。
そよ姫は驚いて倒れた。
無理もない、目の前で銃弾が真っ二つになったのだから。
銃弾を真っ二つにした本人、
沖田は神威を挑発する。
「次はここに当ててみな。
外せばお前の腹に穴が開くぜ。
·····地球のおまわり、なめんな」
沖田の指は心臓を指していた。
それは、次に銃弾を撃ち込むならここだ、
という意味だった。
するとまた沈黙が続き、一瞬にして二人は消えた。
現れた時には、
各々の心臓にソレが刺さっているように、
"見えた。"
二人はそれぞれ、同じ目をしていた。
それは、 "人殺しの目" 。
何度も、殴り合い、蹴り合い、お互いを傷つけた。
「·······ん?
······っ?!」
そんな中、Aは目を覚ます。
その綺麗な瞳は水分を多く含み、揺れていた。
音のする方に目を向ければ、
沖田の左腕がもげていて。
Aは何時しかの光景を思い出す。
「·····止めて。
·
·
·
総悟くん、 "神威" っ!!」
109人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絢斗(♀)(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります(´θ`+)σ (2016年1月2日 21時) (レス) id: b9a69b4299 (このIDを非表示/違反報告)
神奈 - 絢斗(♀)さん» そうなんですか!色々と大変だと思いますが、頑張って下さいね!応援してます♪ (2016年1月2日 16時) (レス) id: 735635ae11 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗(♀)(プロフ) - はいっ!今年は、卒業&進学で色々大変そうです´∀`;家の兄もイラストの学校へ…19歳いいな。とかありますね♪皆さんにとって有意義な年になればいいですね (2016年1月1日 23時) (レス) id: 6b42f3887d (このIDを非表示/違反報告)
神奈 - 絢斗(♀)さん» おめでとうございます!何かあるんですか?!少し気になります。これからも頑張りますね。コメ、ありがとうございました! (2016年1月1日 22時) (レス) id: 735635ae11 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗(♀)(プロフ) - あけましておめでとうございます!私にとって大きな年なので´∀`*これからも応援していきますね! (2016年1月1日 0時) (レス) id: b9a69b4299 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神奈 | 作成日時:2015年12月5日 19時