【銀魂】第七師団の人間４【神威】

１週間。 ページ1

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「…ん、了解了解」

「取り敢えずこれに着替えりゃいーんだろ？」

「はい」

現在私と銀ちゃんは宇宙海賊春雨、第七師団の戦艦のある一室にて「菉」から説明を受けていた。

数年この戦艦にお世話になっていたが、この部屋は私も知らない。
聞くに、此処は私や「団長」が生活していた処からは大分離れていて滅多に「団長」も訪れない場所なのだそうだ。
要するに仕事の為だけに此処に来た私達が潜んでいるにはうってつけの場所なのである。

しかし、いくら離れていようと匂い等でバレてしまう気がした。
あの人の嗅覚は犬程ではないが、私の血の匂いを嗅ぎ分けることが出来るくらいには良い。
決して私の体臭が異常なのではない。
だって私は加齢臭等とはほぼほぼ無関係の位置にいる筈なのだから。

_______多分。

そんなことを考えていた私だがその心配は無用のらしい。
如何やら最近の「団長」は何処か色々と鈍っているらしく、気付かれることはないだろうとのことだった。

そしてもう一つ。
私達が此処に居ることは決して「菉」と阿伏兎、云業等の団員以外にバレてはならない。
私が帰って来たことを他の皆が知れば、「団長」の耳に入るのも時間の問題だろうから。

私達には師団の皆が普段着ているものと同じ洋服が支給された。
これを纏っていれば多少は皆に紛れ込むことが出来るだろうと。
私には御丁寧に鬘まで用意されている。

茶色い短髪の鬘。
手に取ってみると思っている以上に軽く、毛も割と細くてふわふわとしている。
確かに私はこの黒髪を隠さなくてはバレてしまう。
師団の皆の中で此処まで長い黒髪を所持している者は、私の他に居ないらしいから。
伸ばしていると言っても尾骶骨辺りまでなのだが。

生憎銀ちゃんには鬘が用意されていなかった。
まぁ、最初の段取りに銀ちゃんは組み込まれていなかったらしいので当然と言えば当然である。

銀ちゃんも顔が割れてしまっている以上、下手に艦内を動き回ることは許されない。
私なんて言うまでもないだろう。
必要最低限の外出以外は控えたいと思っている。
食事は毎度毎度「菉」が運んで来てくれるらしいし、お風呂だって入浴こそ出来ないがシャワーはある。
服も何着か備え付けられており、難なく此処で生活することは出来るだろう。

例の集会は１週間後。

さて、この１週間をどのようにして乗り切ろうか。
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団服。→

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