Daily youth. 2

◎ドッキリ ページ27

(壱馬side)



今日はとある収録で、我らの瀬戸にドッキリをかけるらしいです。

瀬戸は根っからの末っ子気質やけど、しっかりしてるからどんな反応するんか、俺らもワクワク。(笑)



でも可哀想なことに、ドッキリの内容は過酷。

Aには1時間遅く集合時間を伝えてある。

俺たちはAが来る前に、Aのダメなところを言い合うっていう、なんとも可哀想なドッキリ。



俺達も心苦しいわ、





陣「みんな苦しいと思うけど、頑張ろや」

RIKU「いやー、俺が泣いちゃいそう」

健太「けんた、Aの顔見れなくなっちゃう」





みんなAが大好きだから、顔をいがめるが、お仕事なのでと振り絞る。



スタッフさんがまもなく瀬戸さん到着するそうなのでお願いしますと告げる。



Aが来るまで苦しい会議が始まった。






LIKIYA「最近Aの様子どう？」

山彰「まー気抜けてるっちゃ抜けてますよね」

拓磨「振り間違えるの増えてきた気がします」

北人「忙しいのは分かるけど、やっぱ本業だしね」





今、ドアの向こう側にAが居るらしい。

スタッフさんがそう合図してくれている。




中々入ってこないから、きっと静かに聞き耳を立ててるんだろうな、

ごめんな、





海青「やっぱりどうしても筋力差も気になってきました」

陣「ここまで来たけど、男の中に女の子は厳しいか」

瑠唯「ゴツゴツ感がかけるって言うか、」

翔吾「あんまり言いたくないっすけど、ランペイジ感を欠落させてるのはAかなって、」





翔吾の辛そうな顔、

分かるで、、。






壱馬「スキルはあるし、世界を目指すなら必要やからなー、」

翔平「そうですよね、そのために残すしかないと思います」

健太「利用するためには脱退とかはさせない方がいいと思います」







うわー、、声出すってこんなに辛いんか、

すると、スタッフに入らないのかと声をかけられたであろうAがゆっくりとドアを開けて入ってきた。






『お、おはようございまーす！！あれ、皆さん早くないですか？(笑)』

RIKU「ああ、(笑) おはよう、」






空元気を出すAの表情は苦しそうで、

全員がもう無理だと思った。



俺たちはAを守ってここまで来たから、

笑顔を消したくない。

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