Daily youth. 2 (ページ28)

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Aside

楽屋前にスタッフさんに案内されて、入ろうとドアノブを握れば、聞こえてくる声。

あれ、みんないる？？

集合時間より早いのに、

「振り間違えるの増えてきた気がします」

「やっぱりどうしても筋力差も気になってきました」

「ここまで来たけど、男の中に女の子は厳しいか」

「ゴツゴツ感がかけるって言うか、」

「あんまり言いたくないっすけど、ランペイジ感を欠落させてるのはAかなって、」

「スキルはあるし、世界を目指すなら必要やからなー、」

「利用するためには脱退とかはさせない方がいいと思います」

あれ、、私の居場所ってどこだっけ、、

今まで信じていたメンバーからの言葉。

私、ずっと利用されてた？

私が必要なんじゃなくて、私のダンススキルが必要だった、、？

みんなの優しさは、嘘だったの、、？

「瀬戸さん入らないんですか？」

『あ、入ります！すみませんっ、、』

かたいかたいドアノブを捻り、

全力の笑顔で挨拶をした。

『あは、私が1番最後か〜、(笑)』

「、、、」

誰も返事をしてくれない、嘘って言ってよ、、

もう、怖いよ

信じられない、

大好きなメンバーの顔が今は見られない、

泣いちゃダメだって心が叫んでるのに、

反対に涙は大きく膨らんでほっぺに落ちた。

もう我慢できなくて、俯いた。

やっぱり、男の人の世界に入るべきじゃなかったんだ。

ここにいたくない、、そう思った瞬間、重い重い圧が全方向からのしかかってきた。

RIKU「Aごめんねーー！！！」

健太「嘘だよAーー！！」

陣「ドッキリやで、ごめんなーーー、」

壱馬「ごめんな、泣かんといて、、」

ど、っきり、、？

『ほん、と、、？』

北人「ホントだよ、Aが要らないわけないじゃんかーーー、」

拓磨「ごめんね、」

翔吾「全員1ミリもそんなこと思ってないからな、、！！」

泣いてるメンバーもいて、良かったと心底安心した、

『よがっだーー、、、』

樹「ごめんな、」

山彰「泣きすぎじゃ、」

ぶっきらぼうだけど山彰さんの優しさ、

袖で雑に涙を拭ってくれた。

『ほんと、要らないのかと思った、、』

慎「そんなわけないでしょ！」

LIKIYA「ごめんね？」

『ふふっ、皆がこうやって囲んでくれることが幸せなので、今回は許してあげます！(笑)』

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