No,４ ページ22
″END″の続きから
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初兎は私のことを放って、何処かに消えたんだ。
ずっと、ずっと解かってた。
初兎が死ぬ間際に発した言葉も、なんで初兎が私を庇って死んだのかも。
そして、私が初兎のことをどう思ってたのかも。
私は、私はずっと初兎のことが、
『い‶っ...。』
急に頭痛に襲われ、私は頭を抱えてその場に蹲る。
それから何分か経ち、私はようやく立ち上がった。
解けた靴紐を見て、ふと思った。
あれ？私、なんでこんなところにいるんだろう？
『...早く帰らなきゃ。』
暮れかけた夕日を見て、そんなことを考えた。
私はくるりと向きを変え、自分の家の方向へと歩き出す。
途中で一つの公園の前を通った。
その公園には、私と同い年ぐらいの白髪の男の子が一人、ベンチで誰かを待っているように見えた。
あの男の子、どこかで見た気がするなぁ...。
そう思いながらも私は足を進める。
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『ただいま。』
そう呟いても、返事はなかった。
お腹が空いた私は、冷蔵庫にある材料で適当に晩ご飯を作って食べた。
自分で言うのもなんだけど、結構料理は上手い方だと思う。
昔だってよく幼馴染にご飯を作ってあげてたし。
....幼馴染？あれ...。誰、だっけ？
思い出せない。幼馴染の名前が。顔が。声が。
全部、思い出せない。
私は再び頭痛に襲われ、倒れ込んだ。
忘れたらいけない人。大事な人。
私が、大好きな人。
思い出そうとすればするほど、頭痛が酷くなっていく。
私はフラフラと立ち上がり、自室に向かった。
ベッドで横になれば少しは楽になるはず。
そう思い、寝転ぼうとしたベッドの上には兎のぬいぐるみが置いてあった。
そのぬいぐるみを見て、余計に頭痛が酷くなった。
『疲れた、なぁ...。』
私はポツリとそう呟き、意識を手放した。
明日、また考えよう。
そう思いながら。
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ちと(プロフ) - まじで泣いてしまう...初兎ちゃんと、夢主さんにはあのままの日常を送ってほしかったなぁ... (8月22日 15時) (
レス) @page16 id: f6b0a849c1 (このIDを非表示/違反報告)
Near - ひーいれりすさん» 返信遅れちゃいました〜！すみません💦涙を止めること....できないですねｗ ハンカチで拭いといてください！！() (2023年3月26日 14時) (レス) id: 20a94c6827 (このIDを非表示/違反報告)
ひーいれりす - すいません誰か涙を止められる人はいませんか… (2023年3月6日 23時) (レス) @page23 id: 166743b295 (このIDを非表示/違反報告)
Near - 瑠夏さん» 目からスライムという表現で笑ってしまった() 人を泣かせる天才....。ありがとうございます（？） (2022年11月14日 20時) (レス) id: 20a94c6827 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - やばっ目からなんかスライムが止まらない(;~;)Nearさんは人を泣かせる天才かな？？ (2022年11月14日 6時) (レス) @page23 id: 427d2fc8fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2022年9月5日 18時
