第2話「通過儀礼」 ページ3
ノヴァside
訓練兵達が何列にも並び、教官による通過儀礼が行われていた。
キース「オイ貴様！」
？「ハッ！」
キース「貴様は何者だ！？」
？「シガンシナ区出身！アルミン・アルレルトです！！」
キース「そうか！バカみてぇな名前だな！！親がつけたのか！？」
アルミン「祖父がつけてくれました！」
キース「アルレルト！貴様は何しにここに来た！？」
アルミン「人類の勝利の役に立つためです！！」
キース「それは素晴らしいな！貴様は巨人の餌になってもらおう！3列目、後ろを向け！」
教官はアルミンと名乗った少年の頭を掴み後ろを向かせる。その少年と同じ列の者達もそれに続き後ろを向く。
キース「貴様は何者だ？」
？「ハッ！トロスト区出身！トーマス・ワグナーです！」
キース「声が小さい！」
トーマス「トロスト区出身！トーマ…」
キース「聞こえん！！」
教官の声が辺りに響き渡る。そんな様子を2人の教官が見に来ていた。
「やってるな…。お前も訓練兵の時は初っ端からあれだったろ？」
「懐かしいです。でも…あの恫喝にはなんの意味が…？」
「通過儀礼だ。それまでの自分を否定して、真っさらな状態から兵士に適した人材を育てる。そのために必要な過程だ」
「おっ…何も言われていない子がいるようですが」
「すでに通過儀礼を終えた者には必要ない。おそらく、2年前の地獄を見てきた者達だ。面構えが違う」
通過儀礼を終えた者、その中にはもちろん彼女も含まれている。そんな彼女はかなり後ろの列にいた。
2人の教官達が去っていった後も、通過儀礼は続く。
キース「貴様は何者だ！」
？「トロスト区出身！ジャン・キルシュタインです！」
キース「何しにここに来た！？」
ジャン「……憲兵団に入って、内地で暮らすためです」
正直者だなぁ…。それを聞いた私はそう思った。そして静かに笑みを浮かべたのだった。
キース「そうか！貴様は内地に行きたいのか？」
ジャン「はい！」
ジャンという名の少年が返事をすると、教官はその少年の頭に頭突きをかました。
ジャン「い"っ！！」
そう声を漏らして、少年は自身の頭を押さえてその場にしゃがみ込む。
キース「誰が座って良いと言った！！こんな所でへこたれる者が、憲兵団になどなれるものか！！」
それからも通過儀礼は続いていく。
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大福モチ(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます！！わわ、嬉しいお言葉…！！精一杯頑張らせていただきます！！更新はマイペースですが、ぜひお付き合いください！ (3月8日 2時) (
レス) id: 80560d8d1d (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (3月7日 12時) (レス) @page5 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
大福モチ(プロフ) - キョンシーさん» コメントありがとうございます！！わわ、1番好きって言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいです！！！！更新はマイペースですが、よければお付き合いください！ (2月28日 12時) (レス) id: 80560d8d1d (このIDを非表示/違反報告)
大福モチ(プロフ) - バナナプリンさん» コメントありがとうございます！！更新マイペースですが楽しんでいただけると嬉しいです！！ (2月28日 12時) (レス) id: 80560d8d1d (このIDを非表示/違反報告)
キョンシー(プロフ) - 進撃の巨人の二次創作で１番好きです！更新待ってます！ (1月18日 21時) (レス) @page3 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大福モチ | 作成日時：2023年11月29日 22時
