運命に抗え、ヒトの子よ─悔いなき選択─【進撃の巨人】 (ページ14)

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第7話「世話担当」ページ14

Aside

キース「A」

A「あ、はい」

キース「リヴァイはお前の知り合いだそうだな」

A「え」

キース「お前もフラゴンを手伝い、3人の面倒を見てやれ」

A「はｯ……はぁ！？なんっ……。！」

私はハッとして勢いよく隣を見た。私がリヴァイと知り合いだなんて知っているのはあの場にいた者だけ。ルディとマナが言う可能性は限りなく低い。ミケもだ。そして、こういうことを言いそうなのは…こいつしかいない。

その当の本人は私が向いたのと同時に、少しだけ顔を逸らした。

A「…エルヴィン、てめっ」

キース「いいな？」

A「…ぅ…はぁ……了解です」

渋々了承した私を見ると、団長はフラゴンの方を見る。

キース「新兵はお前の担当だ。いいな！」

フラゴン「はっ！承知しました！！」

そう言って敬礼をするフラゴンだが、不満だというのが顔を見れば容易にわかる。

不満なのは私なんだよ、チキショー。

マナ「Aさん、頑張りましょう！」

ルディ「そうですよ。頼まれたからにはしっかりやらないと」

A「……お前らは味方だと思ってたよ…」

はぁ〜〜〜〜…、とデカいため息をつくと私はリヴァイを見る。そのリヴァイはこちらを見て、いや睨みつけていた。それにイラッとした私は睨み返す。

バチバチに睨み合う2人を見て、周りの兵士達は不穏な空気を感じ取り冷や汗をかく者もいたとか。