第6話「入団式」 ページ13
Aside
──これは、わずかな人しか知らない、リヴァイが調査兵団に入ってからのお話である。
某日。今日は、あいつらの入団式。
キース「全員注目！！」
団長の声に、全員が整列する。
キース「今日から、我々と共に戦う3人を紹介する！！お前達、皆へ挨拶しろ！！」
リヴァイは一度、エルヴィンの方を見ると正面を向いた。
リヴァイ「………リヴァイだ」
腕を組み、相変わらず態度の悪いリヴァイに周りがザワつく。
キース「リヴァイ…貴様はまず規律を叩き込んでもらえ。次！！」
？「イザベル・マグノリア！よろしく頼むぜ！！」
？「ファーラン・チャーチ、……です」
リヴァイの仲間の2人は、女が“イザベル”、男が“ファーラン”と名乗った。
…生意気そうだ。
キース「フラゴン。3人はお前の分隊へ入る。面倒を見てやれ」
フラゴン「じ、自分の隊でありますか！？」
キース「不満か？」
フラゴン「い、いえ…。エルヴィンではなく……？」
キース「彼には、全体指揮の補佐を任せる」
フラゴン「…Aは！？人数も少ない彼女の班の方が適任では…？」
A「うちの班は少数精鋭なんで」
シレーっと言うと、横から小さな舌打ちが聞こえてきた。それに加え、睨んでいることが容易に感じ取れる。
機嫌悪いなー。つか私もあいつの面倒見るなんて死んでもごめんだね。
…なんて、自分でフラグを立てていることに気づかず、私はこの後昼寝でもしよーっ、と呑気に考えていた。
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作者名：大福モチ | 作成日時：2023年10月29日 15時
