東卍のNO.3はめちゃ強いⅢ (ページ3)

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NO.94 ページ3

Aside

―2005年12月31日

『寒いねぇ～』

三ツ谷「手ぇ握ってやるよ」

『！……ありがと』

柚葉「オイ、人の前でイチャつくな」

『……柚葉にもいつかできるよ』

柚葉「うるせぇ！余計なお世話だ！」

『ん？アレ、タケミっちじゃね？』

三ツ谷「ん？ほんとだ。タケミっち！七五三みてぇな着こなしだな」

八戒「うーす！」

『よ！』

花垣「あれ？もしかして二人が噂の三ツ谷君の妹？いくつー？天使やん♡」

ルナ「子供扱いすんなよアホ面」

マナ「アホ面」

花垣「え？」

ルナ「美人好きー♡」

花垣「どういう教育してんスか！？」

『アハハwwwww』

花垣「ちょ！Aさん！笑いすぎですよ！！」

ヒナ「柚葉ちゃんも八戒君も、もう怪我平気？」

柚葉「うん！完治。ね！八戒」

ルナ「お姉ちゃん手ぇ繋いで！」

ヒナ「うんいーよ」

マナ「マナも！マナも！」

花垣「コラコラ！オレのヒナだぞ！！」

三ツ谷「オマエよくそんな恥ずかしい台詞声荒らげて言えんな？」

花垣「せっかくのデートなのに」

三ツ谷「悪ぃなタケミっち、まーデートなんていつでもできるだろ？」

『そうだよタケミっち、デートできるだけで案外嬉しいもんだよ？』

花垣「そ、そーすかね…」

　

　

　

　

八戒「そっかぁ、姉ちゃん。そりゃあ惚れるよな、クリスマスめっちゃかっこよかったもんな！」

柚葉「……うん。大寿がさ、一昨日家出てく時にこう言ってた

《大寿「オレは八戒を強く育てたかった、弱ぇアイツにイラついてた

花垣武道は何者だ？オレには変えられなかった八戒をアイツは変えた

もう、この家にオレは必要ねぇ。改心するつもりはねぇ

でも暴力が全てじゃねぇ事は認める

お別れだ柚葉、せいせいすんだろ！」》」

八戒「…兄貴がそんな事を？」

柚葉「うん

アイツは結局オマエと兄貴二人を変えた

アタシはそんな花垣武道が…」

八戒「……え？ちょ、ちょっと待ってよ姉ちゃん！タカちゃんにホの字じゃねぇの？」

柚葉「ん？三ツ谷？兄弟にしか見えない、坊主だし」

八戒「えぇ！！？姉ちゃんタケミっちに恋してんの！？」

柚葉「バカ違ぇよそういうんじゃねぇよ！ヒナちゃんいるし、三ツ谷にもAいるし

一方的な想いは罪じゃねぇだろ！」

三ツ谷「？どうしたよ」

柚葉「なんでもねぇよ！」