東卍のNO.3はめちゃ強いⅢ (ページ19)

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NO.110 ページ19

Aside

『………』

イザナ「オマエはなぜ…笑ってられる」

『…は？』

イザナ「独りのくせに…孤独のくせに…なぜ笑ってられる」

『………んー、オマエの言ってることはいまいちわかんねぇけど

私は寂しくもなければ、独りだと思ったことはないし孤独だとも思ったことはないよ』

イザナ「…っ！なぜ…？」

『……なんでって、そりゃあ

“家族”がいるから』

イザナ「家族、？オマエに家族はいない」

『いやいや、勝手に決めつけんなよ

いるよ？血は繋がってないけど』

イザナ「血が繋がってないのに家族？笑わせる」

『家族だよ』

イザナ「……」

『家族の基準は人それぞれだと思うけど、私はたとえ血が繋がってなくとも家族だって思えるなら家族なんじゃない？

家族に、血なんて関係ないよ

お互いが必要なら、お互いが大切なら…家族なんじゃね？

私の家族は、兄さんはもちろん…東卍のヤツらや………まぁ、他にもいるよ』

イザナ「………

………まぁ、いい。どっちか選べ」

『……………ほんとに私が天竺に入ればアイツらには手は出さねぇんだよな？』

イザナ「あぁ、約束する」

『……………

(みんな…ごめん

私には……これしかできない…

みんなを…裏切っちゃったな…)

……………わかったよ…入る』

イザナ「決まりだな！

あ、家には帰るなよ」

『は？家に帰んなって…野宿しろって？』

イザナ「いや、家にいると東卍のヤツらが絶対来るだろ？めんどくさいことにならないようにだよ」

『……じゃあ、どうすんだよ』

イザナ「んー…」

蘭「じゃあ、ウチにおいでよ

オレらとAは仲良いし、ね♡」

『………連れ去ったヤツがよく言うよ…』

竜胆「それにはオレも賛成だ」

『……竜胆…オマエには否定して欲しかった…』

イザナ「決まりだな」

『………はぁ、わーったよ

でも、今日だけ帰る

荷物やらなんやらあるし、兄貴にも心配かけてるからひとまず安心させてくるよ』

イザナ「わかった、今日だけね」

蘭「じゃあ明日迎えに行くよ」

『……わかった』

イザナ「ひとまずこれで終わり、オマエら解散だ」