・ ページ21
Aside
三雲「……そういえば古寺先輩が、“荒船さんがアタッカーをやめたのは村上先輩が理由”……って言ってたんですけど……」
A「……」
宇佐美「あーそれは、スナイパー界隈に流れてる噂だね。荒船さんと鋼さんは同い年で、でもボーダーに入ったのは荒船さんが結構先なのね。それで、最初は荒船さんが鋼さんに剣を教えてたんだけど……」
小南「鋼さんにはサイドエフェクトがあったから、半年ちょっとで荒船さんを追い抜いちゃったってわけ」
宇佐美「やっぱりそれが理由なのかな？」
小南「そりゃそうでしょ、やめた時期とも一致してるし。A、あんた何か知らないの？」
A「……さぁねぇ〜」
小南「何よ？」
A「……まぁ、鋼が理由ってわけじゃないよ〜」
小南「え？そうなの？」
A「…………サイドエフェクトは便利だけど、便利じゃない」
三雲「……？」
A「んじゃ、私寝るわ〜おやすみ」
小南「あ、ちょっと！」
小南の止める声を無視して私は自室へと向かった。
小南「もーなんなのよ…」
宇佐美「何か事情があるんじゃない？」
小南「……そうなの？」
宇佐美「わかんないけど……」
A「……(荒船がアタッカーをやめたのは鋼のせいじゃない。あれは確か……)」
──8か月と少し前のこと
私は荒船に付き合わされて訓練をしていた。
A「あー疲れた」
荒船「明日も頼むぜ」
A「はぁ？めんどー」
荒船「お前は実験体なんだからよろしくな」
A「いや私初耳なんだけど」
荒船「あ？そうだったか？」
A「ふざけんな」
荒船「まぁ、いいだろ」
A「よくねぇよ」
ギャーギャー言い合っていると、ピコンッとスマホが鳴った。
A「ん？あ、くるっちーからだ」
荒船「くるっちー？……あー、来馬先輩か」
A「そうそう」
荒船「なんてきたんだ？」
A「えっとねー……」
来馬Aちゃん、急で悪いんだけど…今大丈夫?
Aはい、大丈夫ですよ
来馬よかった…今って1人?
Aいえ、荒船もいますけど
来馬あ、丁度よかった!2人に話があるんだ
A「……だってよ」
荒船「俺たちに？」
A「うん。ラウンジ集合だって」
荒船「んじゃ行くか」
A「おー」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 274人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
大福好き(プロフ) - urapiiさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです！わかりました！！書かせていただきます！！ (2022年11月17日 12時) (
レス) @page19 id: 80560d8d1d (このIDを非表示/違反報告)
urapii(プロフ) - 初コメ失礼します！このお話すごく面白くて好きです！！更新頑張ってください！！あの、もしよければ18歳組でお出かけが見たいです！ナンパされるとか… (2022年11月15日 21時) (レス) id: 4c942f482a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：大福モチ | 作成日時：2022年11月13日 23時
