DREAM 15 ページ16
「おはよぉ…。」
『おはようございますぅ……。』
「え、2人ともどうしたの？なんか目充血してるし顔が真っ青だけど。」
…………気がつけば朝だった。なんかお互い色々言っては泣いて、気づけばカーテンからおはようしてくる朝日と目が合った。
徹夜で学校に行くだ、なんて2人とも初めてなもんだから体調が酷い。今にも倒れそうな体に今日1日多大な負荷が掛ると思えば吐きそうになるが幸い今日は金曜日だ。家に帰ればすぐ寝ようと心に決めて一日頑張ることにした。
kn「Aちゃんおはよ……大丈夫？」
『おはよぉ…、大丈夫だよう。』
kn「なんかふわふわしてない？……体調悪かったらちゃんと言ってね。」
『うぅん…。』
昔から寝たとて人と関わることの出来る私は寝ることに全く拒否反応がなかったと親が言っていた。
そんな私が急に徹夜、だなんて眠くて仕方ない。
ただひたすらに眠いせいで今何を話しているのかも5割くらいしか理解できないまま簡易のSHRが始まった。
「Aちゃーん、このダンボールカッターで切ってもらってもいい？切ったら私に渡してもらって！」
『りょうかい。』
眠気にも慣れたのか感情は無のままぐわんぐわんする頭だけをどうにかしたい私に任された仕事はダンボール切り。
あちらで作業するにこはよく一夜漬けをするもんだから慣れているのだろう、もうすっかり眠そうな態度を取らず仕事をしていた。
私も頑張らなくちゃなぁ。
そう思いしばらくカッターをダンボールの上で滑らせていた。思いの外切れ味の良い刃でそれはもう気持ちいいくらいに刃が進む。
kn「Aちゃん、俺手伝えって言われたんだけどなにかすることある？」
『あー、ええとね、……あ、』
なぜ振り向く時に刃の動きを止めなかったのだろうか、先程の説明通り滑りのよいカッターだったため余計に危険であったのに、しかも頭働かない状況だったのにそんなことをしてしまったから指を思いきり切った。
『いったぁ…。ごめんにこに絆創膏貰ってくるね。』
kn「ごめん！まじで…話しかけなかったら良かったよね。カッター変わるよ。」
嘘、本当はあなたに話しかけて貰えて少しドキッとしたなんて私には到底言えない、と感じだ。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
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みるく(プロフ) - どくみんさん» コメントありがとうございます。長らく更新が疎かになっていて本当にすみません🙇♀️💦誤字も教えて頂きありがとうございます。これからもっと面白い展開に広げていけるように頑張ります✊🔅✨ (1月30日 18時) (
レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
どくみん(プロフ) - 更新、心待ちにしてました！きゅんきゅんします。実は「得意」が「特異」と誤字しているところがありましたので、ご確認の程よろしくお願いいたします。 (1月30日 16時) (レス) @page22 id: 580971048a (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - あるふぁさん» コメントありがとうございます。好きと言っていただけて本当に嬉しいです( ; ; )年末年始に多めに更新できるようにしますのでもう少しお待ちください🙇♀️ (12月9日 21時) (レス) id: 08dfb534a2 (このIDを非表示/違反報告)
あるふぁ - このお話、好…(*´ω｀*) 更新待ってます!! (12月7日 19時) (レス) id: 90dd1e6695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2023年8月29日 16時
