27話 ページ28
「え? 今何て言った?」
「……すき、って……言いました」
――あーバカ。私のバカ。何で口に出しちゃったんだよ。
「何が」
「……幽ちゃんが、です」
「……え、えっ!? お、俺が!?」
――もう後には引けないじゃないか。
「っ……、何度も言わせないでくださいっ!! バカ!!」
「っ!?」
「幽ちゃんのことが好きなんですよ!! 貴方のことを考えていない時間なんて無いんじゃないかってくらいに、幽ちゃんのことが好きで好きで堪らないんですっ!!」
「っ……、……」
――……あー、やってしまった。もうちょっと可愛く告白するつもりだったのになぁ。ほら、幽ちゃん黙り込んじゃったよ。勢いに任せると、ろくなことがない。
「あ、あの……幽ちゃん?
さすがに無言はつらいのですが……」
「……」
「幽ちゃん? 聞こえてます?」
応答なし。
そえどころか、俯いて顔さえ見せてくれない。
彼は今、どんな顔をしているのだろうか。
「ねえってば」
「みっ、見るなっ!!」
気になって下から覗き込もうとしたら、顔を腕にうずめて背を向けられてしまった。
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クレセント(プロフ) - このサイトで初めて、この作品で泣きました。すごい心温まる作品でした。 (2015年7月25日 22時) (レス) id: 0dad620270 (このIDを非表示/違反報告)
星蛇(プロフ) - 最後感動して涙が出そうになりました…! (2015年7月25日 19時) (レス) id: d5d2464099 (このIDを非表示/違反報告)
陸人(プロフ) - キャラリーさん» はい! (2014年12月30日 14時) (レス) id: 0a0c609081 (このIDを非表示/違反報告)
キャラリー(プロフ) - 陸人さん» ありがとうございます。もう少しで完結しますので、最後までお付き合い頂けたらと思います。閲覧ありがとうございます。 (2014年12月30日 7時) (レス) id: f8f530f740 (このIDを非表示/違反報告)
キャラリー(プロフ) - あんこさん» レス遅くなってしまい、申し訳ありません。そう言って頂けて嬉しいです。ありがとうございます。 (2014年12月30日 7時) (レス) id: f8f530f740 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キャラリー | 作成日時:2014年2月8日 23時