ドＳなあらしとドＭな私、７

１９３。エレベーター ページ13

生徒用フロントで鍵をもらって、エレベーターに乗り込んだ。

私達の後から生徒がどんどん乗ってくる。

私は、エレベーターの角に追いやられてしまった。

生徒が沢山乗っててキツい…！

なんて思っていたら、近くにいた松潤が目の前に来て、私の顔の横の壁に手を突いた。

このおかげで、私の周りに少し空間ができる。

お礼を言おうと顔を上げた。

…その時。

「んっ。」

松潤に突然キスをされた。

みんなドアの方を向いているものだから、誰もこの事に気がつかない。

松潤はそれを良いことに、何回も顔の角度を変えてキスしてきた。

私は声を漏らすまいと、その事だけに集中する。

私達が降りる階でエレベーターが止まると、松潤は何事もなかったようにエレベーターを降りていった。

「あ、待って！」

私は急いでみんなの後を追いかけた。

「403…405…407…408…俺達は部屋がみんな隣なんですね。」

私は周りを見渡して、輝依がいないことに気がついた。

「あれ…輝依は？」

「さっき、神崎の部屋に入ってったよ。」

香輝がぶっきらぼうに答える。

「そういえば、輝依ちゃんは神崎先生と同じクラスだもんね。」

雅紀が大きな声でそう言った。

「あのさ、今日私と部屋が同室な人って…誰？」

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ラッキー嵐

リーダー・ニノ

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