百八、ゆーかい ページ21
と、次の瞬間。
──シャッ
カーテンが勢いよく開けられた。
丁度脱ぎ終わった私は、パンツ一丁な訳で。
「ちょ、祐にぃ!まだ着替えて…んんん!」
鏡を見ようと顔を上げたら口を手で塞がれた。
同時にその手から錠剤のような物が入ってくる。
口から出そうともがくが、手で鼻と口を塞がれてしまい、飲み込まないと窒息死しそうな気がしてきた。
仕方なくそれを飲み込んだら、鼻からだけは手をどけてくれた。
当たり前だけど、突然入ってきた人は祐にぃじゃなくて。
眩しいほどの金髪。
誰だよ、この人。
嫌に冷静になった私は、大事なとこを隠しながらそいつを睨んだ。
そいつは私の口を塞いでいない手で刃物をちらつかせながら言った。
「君のお兄さんはしばらくこないと思うよ?それまで俺と遊ぼーね?」
気持ち悪い笑顔に吐き気がする。
しかし、何故か眠気が襲ってきた。
もしかしてさっきの錠剤って…!
「ちょっと君には悪いけど寝てて貰おうかな。」
「んんん!!」
力無くそう叫んで、私の意識は途切れた。
……
〈祐にぃside〉
「こっちの色も良いけど…こっちのが可愛いかな…」
2つのパーカーを手に、うーんっと唸っていると後ろに誰かの気配が。
それと同時に風を切る音がした。
俺は体を右に移動させた。
「チッ…!下手に動いてみろ、お前の妹がどうなっても知らないぞ。今頃ボスがお前の妹を襲ってると思うぜ。」
そういえば最近この辺で“せーてき行為(察してくださぇ)”をはたらいただとか、そんなニュースを聞いた気がする。
…90%こいつらだろうな。
「ほぅ。俺の妹に手を出したのか。お前等の寿命は、長くてあと1日ぐらいだろうな。」
不適に笑ってみせると、そいつはポケットから刃物を取り出した。
「どういう意味だ。」
「そのまんまの意味だけど?」
さり気なくポケットに手を突っ込み、長年使っているお陰でボタンとかも全部把握している携帯で新規メールに“Aが襲われた。○○ショップに今すぐ来い!”と打ち込み、そしていつもの6人に一斉送信した。
押し間違えてない…はず。
あいつらがすぐに来てくれることを祈って、そいつに殴りかかっていった。
ラッキー嵐
リーダー・ニノ
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ゆい - 今までの「ドSなあらしとドMな私」面白かったです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2018年1月30日 17時) (レス) id: 396b550981 (このIDを非表示/違反報告)
メイド様(プロフ) - 亜美さん» よろー(^-^)了解w (2013年9月30日 12時) (レス) id: 4b1abb2b4c (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - メイド様さん» 申請しておくー!あ、もうLINEPLAYの話はココでストップね(笑) (2013年9月30日 2時) (レス) id: 58ac159677 (このIDを非表示/違反報告)
メイド様(プロフ) - 亜美さん» そうそう~ (2013年9月29日 22時) (レス) id: 4b1abb2b4c (このIDを非表示/違反報告)
メイド様(プロフ) - 二宮杏子さん» だよねぇ(´▽`) (2013年9月29日 22時) (レス) id: 4b1abb2b4c (このIDを非表示/違反報告)
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