ドＳなあらしとドＭな私 ２−４

百二、タイム… ページ15

「お嬢様、また旦那様からお電話です！」

「また？…今度はどこと合併したのよ…。あ、ちょっと失礼しますわ。」

呆れたような声を出しながら、凄くニヤニヤしているお嬢様。

はっきり言って気持ち悪いし気色悪い。

「そろそろかなー。」

携帯にチラッと目をうつした。

その画面には、とあるSMSから届いた“完了”という文字。

「何がですか？」

この５日間で、このメイドとは世間話をする仲になっていた。

「んー？聞きたい？」

ニヤッと笑うと、彼女は顔を赤らめる。

こんなことはもう日常茶飯事になっていた。

「い、いえ、別に聞きたい訳じゃ…。」

さらに、彼女が隠れツンデレだということもわかった。

「しょうがないから教えてやるよ〜。」

笑いながらそう言うと、彼女はさらに顔を赤らめて壁に寄りかかった。

俺は口の端を上げたまま静かに言った。

「今日でタイムリミットなんだよ。」

彼女は、“何の？”とは聞かなかった。

薄々感づいているのだろう。


…──この家と、自分のタイムリミットに。

百三、…リミット→←百一、(会社)人(会社)ｶｲｼｬﾄｶｲｼｬｶﾞ､ﾃｦﾑｽﾌﾞ

ラッキー嵐

リーダー・ニノ

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