偽物彼氏。2

偽４７ ページ3

匠「………………………。」









匠海はその場に突っ立ったままで、
怖い顔………っていうか



少し遠くにいる男の子達の集団を
睨み付けてる？みたいで









うん、たぶん

私は関係ないよね。きっとそーだ。うん。









・









・









匠「……………………………、、



なーんかムカつくんだけど。」









グイッ――――――――









「…………えぇっ………？？」









・









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繋いである手を強く引っ張って、

ぐんぐん歩いていく匠海…………









ムカつくって…………私が？









・









・









そのまま私は引きずられてるかんじで、

匠海が止まったのは









男の子達の前………………









・









・









・









「…………ちょっ………匠海？

どうし……………









匠「…悪いけど、









こいつ俺の。」









「！！！！」









男『……………………………へ？』









匠「て、ことで


んじゃ。」









何を言うかと思ったら

またそんなこと言って、期待させる、









私はただ、

匠海に利用される側なのに。









匠海「……………いくぞ。」









私にしか聞こえない声で、そう言って





歩き出した。









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柊「あの………………………







俺、わすれてね？(涙)」

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