太陽の紋章

Le Ciel Bleu ページ23

ブラックパールは死の島に到着し、ぞろぞろと島へ降りる一行。
ピンテルとラゲッティーが拘束されたウィルを連れていた。





「 ビビることない。指先をちょっと切るだけ2･3滴で良い。 」
「 …またダメだったらどうする。半分は母親のもんだぜ。全部絞り出す！ 」






他の海賊が割って入り、ウィルをアステカの金貨が眠る宝の山へと連れていく。





「 ビビること大あり。 」





全員が集まると、儀式が始まった。
その間をかき分けバルボッサの元へと向かう1人の男。





「 血によって始まり血によって終わる。 」





再びあの島から脱出して来たジャックの姿に、流石のバルボッサも目を見張る。





「 そんなことありえん。 」
「 いや、有り得る。 」
「 エリザベスは！？ 」
「 あいつは無事だ。俺誓っただろ？あいつの誓い通りノリントンと結婚する予定。お前も誓い通りにあいつの為に死ぬ。
誓いを守る男ばかり。
…あ、ごめん。エリザベスは違うな、オンナだった。 」





そんな会話のさなか、バルボッサが"黙れ。"というと、空気が変わった。
そして、ターナーの血を得るためウィルの首元に短剣を当てられた。





「 …それ、辞めた方が良いと思うぜ。」
「 俺はやる方が良いと思う。 」
「 ご勝手に。 」

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