あなたへの好感度3% ページ3
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ちょっと暇だから、帰りにスーパーで買ってきた梨とか桃を切って皿に入れてると、やっとインターホンの音が聞こえて、包丁持ったまま玄関に向かって、あっと気付いて衛生的にどうかと思うけどとりあえず靴箱の上に置いて、インターホンに映る画面など見ずにドアを開ける。
すると、一気に開けられてパァンと耳を貫く聞き慣れた音がして部屋の壁に弾が埋まった。
『は?』
反射で、直ぐに包丁をそいつの首に突きつけたけど私の額にもまた銃口が当たっていて、私終わるなぁ〜て思いながら顔を見ておこうと思って視線を上げれば見慣れたドピンクの髪が見えてバッと顔を見れば春千夜だった。そこで私も春千夜も動きが止まる。まぁ、春千夜の方はめちゃくちゃにやにやしてるけど。
なんで来たんだろう、私の家言ったっけ?まあ色々考えた末に、あ、もしかして後付けられてて裏切り者は春千夜お得意のアレだ。
『あ、私裏切り者だからお得意の
「なんでサランラップ得意にならなきゃいけねぇんだよ!!スクラップだドブが!!!」
数時間前に縁が切れたものと思ったとは言え、やっぱり声でっかいなぁ、と包丁を下げて春千夜の言葉を大人しく聞いておく。
「裏切り者には鉄槌をって分かってんだろ!!?逃げられるねぇだろうがクソブスヘドロが!!!」
『そこまで言う?ウケる、毎回名前変えるじゃん』
そっか殺されるのかぁ、て思うとカレー作ってる途中だったの思い出して、銃を掴んだ。
『春千夜付き合って』
「……ハァッ!!!!!????」
『うるさ、120dbあるよ。最後の晩餐、今作ってたからさ』
そう言って、フリーズしてる春千夜から銃奪い取ってキッチンに戻ってカレー作りを再開する。少ししたら、やっと玄関からリビングに入ってきてキッチンに立つ私をじっと睨みつけてくる。
「怪しい動きしたらブッ殺すからな?」
『しないよ。てかまた薬飲んだでしょ』
「あ?テメェには関係ねぇ」
身体に悪いのになぁ、て思いながら関係ないと言われるとまあそうだから黙っておく。その後に、ぼそっとなんでわかんだよ、と聞こえてくる。
答えは単純、ヤクがキマるとすぐ殺すというからだ。
炊けたご飯を皿に盛ってルーをかける。2人分用意出来たからリビングのテーブルにおいて、まだ少し離れたところで私を警戒している春千夜の腕を掴んでテーブルの前に座らせた。
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愛之助(プロフ) - みなみかわ東。さん» みなみちゃ〜〜〜ん😘😘😘😘😘😘 いい吐息ありがとう🥺 (2021年12月4日 12時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
河谷(プロフ) - 愛之助さん» ああもう頭ん中ではひ〜ちゃんだったのにごめん🥺🥺 (2021年12月2日 6時) (レス) id: 1007f168b9 (このIDを非表示/違反報告)
みなみかわ東。(プロフ) - とてもよい作品でございました(吐息) (2021年12月1日 21時) (レス) @page11 id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 唯梨さん» あ〜ゆーりたん読んでくれてありがとうね…🤦♀️🤦♀️ (2021年12月1日 18時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 卍卐さん» お邪魔します…😌 (2021年12月1日 18時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛之助 | 作成日時:2021年10月12日 8時