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ぼんやり、と。
ただただ朝日を乱反射し、煌めく水面を眺める。
白鯨の墜落を以て終息した対組合戦。
大規模な武力衝突こそ終わったが、ある意味大変なのはその後の事で。
一先ず目先の仕事は異能で傷付いた街の復興作業だろうか。
流石に疲れたなぁ、なんて川辺に座り込み深い溜息。
「おや、夏也じゃないか！ こんな処で珍しい」
「……朝の幻覚か」
だからなのだろう。出勤前の筈の太宰が呑気に川流れしてる光景が見えるのは。
「おーい、無視は良くないよー」
「……否、夢だな」
「あれれ？ 夏也ー！」
あー、疲労が溜まると碌な事にならない、と心中でぼやき、休めと通告する身体に鞭を打つ。
「聞こえてるよ、太宰。……ってアレ？ 沈んでない？」
…………今日も今日とて横浜は平和みたいです。
◆
やっとこさの第八。
いつもありがとうございます。
この先がこの話の本編、と云っても過言ではありません。八章自体は幕間みたいなものです。
•日常
•合同任務
•裏方話
の三本立てと思って頂くのが一番近いかと。
それではごゆるりとお楽しみ下さいませ。執筆状態：連載中
ぼんやり、と。ただただ朝日を乱反射し、煌めく水面を眺める。
白鯨の墜落を以て終息した対組合戦。
大規模な武力衝突こそ終わったが、ある意味大変なのはその後の事で。
一先ず目先の仕事は異能で傷付いた街の復興作業だろうか。
流石に疲れたなぁ、なんて川辺に座り込み深い溜息。
「おや、夏也じゃないか！ こんな処で珍しい」
「……朝の幻覚か」
だからなのだろう。出勤前の筈の太宰が呑気に川流れしてる光景が見えるのは。
「おーい、無視は良くないよー」
「……否、夢だな」
「あれれ？ 夏也ー！」
あー、疲労が溜まると碌な事にならない、と心中でぼやき、休めと通告する身体に鞭を打つ。
「聞こえてるよ、太宰。……ってアレ？ 沈んでない？」
…………今日も今日とて横浜は平和みたいです。
◆
やっとこさの第八。
いつもありがとうございます。
この先がこの話の本編、と云っても過言ではありません。八章自体は幕間みたいなものです。
•日常
•合同任務
•裏方話
の三本立てと思って頂くのが一番近いかと。
それではごゆるりとお楽しみ下さいませ。執筆状態：連載中
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作者名：みゃあ | 作成日時：2019年2月15日 21時
