黒薔薇に舞う黒死蝶

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露出の高いドレスを纏わせ現れる女

金色(こんじき)の髪に、氷のように凍てついた水灰色の瞳

昔有名だった蝶の話

黒色の蝶は異様な雰囲気を漂わせ舞う。金色の鱗粉をばらまいて････

その蝶の名は黒死蝶

死の使いと恐れられた蝶である。

美しさに魅了され、着いていくと待っているのは死のみだ＿＿＿

サラリと髪が揺れ、肩に刻まれた薔薇の入れ墨が顔を覗く。

これは特殊で、本人の感情により色がかわる。

ある荒れ果てた地で１つの薔薇が揺れた。

それは雨が降ると青く、普段は漆黒の色だったという。

どちらの色も美しい、しかし誤って触れると死が足音を刻み近づいてくる。

そう美しいものには棘がある。

その薔薇は毒薔薇なのだ。

彼女はヒラリと舞う美しい蝶。しかし触れてはいけない禁断の花

貴方は触れますか？執筆状態：連載中