陽の沈む夜に。～シスの復讐～【オビワン】 (ページ40)

今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:6,824 hit

陽の沈む夜に。ページ40

そして凄まじい量のフォースを扱ってきた彼女らは、実年齢よりも老け込んでしまったようだった。

あれから19年して、A・ケノービは、愛するオビワンに看取られて宇宙一幸せな生涯を終える。

そしてその1年後、オビワンはすっかり悪の権化となってしまったダースヴェイダーと死闘を繰り広げ、死に、フォースと一体の霊体となって消失し、

その時残ったローブと2つのライトセーバーを、ヴェイダーは拾い上げる。

それは自分が一番よく知っている形をしたセイバー、オビワンとAのメインセイバーだった。

拾い上げた時の甲冑の奥に見える彼の目は、あの頃の少年アナキンの目をしていた。

．

「どうしますか？」

「辛抱すべきだな。アナキン・スカイウォーカー、オビワン・ケノービとA・アイヴァーン。」

「こんにちわ。」

「こんにちわ。あなたもジェダイなの？会えてうれしいよ。」

.

「オビワン。A。フォースが共にあらんことを。」

「さらばだ友よ。フォースが共にあらんことを。」

「フォースが共にありますよう、アナキン。」

.

最期、アナキンはパドメが信じたように善い心を呼び覚まし、陽の沈む夜に、自ら皇帝を背いた。

.

陽の沈む夜に。完結。