Episode 29 ページ32
揺さぶられる感覚で目を覚ますと、どうやら私はバーのカウンターに突っ伏して寝てしまっていたようで呆れ顔の3人とばっちり目が合った。
『ありゃ…オハヨウゴザイマース…』
私の挨拶を完全に無視して赤井さんは私を立ち上がらせた。
『ちょっと、無理やり…無理やり…』
「カクテル数杯で潰れるお前が悪い。」
『潰れたんじゃない!普通に眠かったの!言ったよね!?私寝てたって!』
本当に非常識だ。と赤井さんに突っかかっていると、横から何とも面倒くさそうな声が聞こえてきた。
「ちょっと静かしてもらえませんか…頭に響きます。」
頭を抑えながらこちらを見るバーボン。(ちなみにバーボンは座っていて、私は立ってるので自然と上目遣いになっている。)
『知るか酔っ払いバーボン』
イケメンなんて滅びてしまえ。
「お前っ…!」
私の態度に今にも殴らんとする勢いのバーボンをスコッチさんがどうどうと窘める。
『あはは、馬みたい。』
「未來、バーボンを揶揄うのもいい加減にしろ。」
『うぇ?あー、はーい。それじゃ、私帰りますんで!スコッチさん、おやすみなさーい』
「ん?お、おお…おやすみ」
「ちょっと!僕には何もなしですか!おい!」
なんだよー、うるさいなぁ…
『はいはい、おやすみです。バーボン』
「だから、呼び捨て!!!!」
もう、知らない。
最後に2人に軽く手を振って、私達は店をあとにした。
ここ数時間でわかったことだが、私はバーボンが苦手だ。
タイプとして合わない。
「何で、バーボンに対してあんな態度をとったんだ?」
『え、なんかあの人むかつきません?』
「…否定はせんが…」
『でしょう?それだけですよ、それだけ。』
「……どうだかな。」
一瞬、赤井さんが何か言ったような気がしたけど…
寝起きでなおかつ酔っぱらいの頭では、如何せん処理が追いつかない。
『んぇ?赤井さん、今何か言いましたか?』
「…何も。それより、外で軽々しくその名で呼ぶな。」
『ん…すみませーん…』
なんだか気になることはいくつもあったけど、それらは全て睡魔の前では無力に等しく、私は
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あいか(プロフ) - はじめまして、あいかともうします!この小説の続きが気になるので早めの更新頑張ってください!! (2017年7月30日 16時) (レス) id: 70607cf5f4 (このIDを非表示/違反報告)
のんたん(プロフ) - ゆらさん» コメントありがとうございます!頑張って更新します! (2017年6月8日 19時) (レス) id: 8bc9afdc49 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら - すごく面白いです!続き楽しみにしてます♪ (2017年6月8日 12時) (レス) id: 536a82edec (このIDを非表示/違反報告)
のんたん(プロフ) - 紅蓮さん» ありがとうございます!コメントいただけるだけで執筆に俄然やる気が出ます!!頑張ります!! (2017年3月7日 0時) (レス) id: cf32376341 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - 続き楽しみに待ってますm(。≧Д≦。)m (2017年3月7日 0時) (レス) id: 219aa5a094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のんたん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年2月19日 11時