転生103 ページ39
「.......」
「久しぶりだな、リムル・テンペスト」
.....え??
平然と俺の部屋に座り、茶菓子を片手にそいつは清々しいほど満面な笑みで出迎えた。
......いやいやいや!
「待て待て待て!!何でお前がここにいるんだよ!?ランサ!」
「なんだ?いてはならぬのか??」
首を傾げるランサ。
「いや!そういう事じゃなくてな.....」
ってあれ?総悟がいねぇぇぇえ!!?
「小童なら、帰ると言ってたぞ」
「何ぃぃぃい!??」
そんな、俺の心を読んだのかランサは平然とサラッと言った。
『確か、今日でサボ.....休みが今日で終わりやしたので帰りやす、お世話になりやした〜』
「____だ...そうだ」
「マジかよ.....」
「......今日は大事な話をしに来たのだ...」
コトッと皿を置くと、真剣な表情で俺を見つめた。
「......以前、お前に何故自分を召喚したのかと聞かれ私は答えた。」
「......言ってたな」
「表側の理由は、どうでもいい。裏側の理由の事で頼みがある。」
どうでもいいってお前な。
「天界に、その保護した少女がいる。その子を引き取って欲しいのだ。」
.......
「は??なんで???」
「天界の奴らが、彼女を捕まえようとしている。今は何とかやっているが.....いずれ捕まるであろう...」
「待て!何で保護した少女が捕まりそうになってるんだ!?」
ちゃんと話せというと、簡単に話してくれた。
一つ、少女を救った後、問題が発生。
二つ、少女には特別な力がある。
三つ、それを狙う奴らが出てきた。
「以上を持って、彼女は狙われている。」
「と言われてもな...ここにいるからには、分かってると思うけど......俺居候だから...」
「問題ない。金なら持ってきた」
そう言い、どこから出したのかアタッシュケースを出し開けるランサ。
そこには、金塊が.......これでもかと言うぐらい入っていた。
「え''」
「??どうした?何で固まっている??」
首を傾げキョトンとした表情で見つめる。
いや、お前.....
「これは.....さすがに...」
多すぎだろ.....。金塊一個で一千万なのに、それを数十個.....軽く一億飛んだな....。
それを五つって......何者だよこいつ。
「すまぬ.....足りなかったか?ならば、もう一つ持って.....」
「いや!足りてるから!?」
こいつの金銭感覚壊れてるだろ!?
おかしいだろ?どう考えても!
首をかしげるランサを見て、俺は深いため息を吐いたのだった。
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ティナスプラウト(プロフ) - 続き待ってます! (2018年11月20日 17時) (レス) id: 8f935097c0 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 私も転スラアニメ化情報見ました!!楽しみですね! (2018年3月13日 20時) (レス) id: 96b60eb288 (このIDを非表示/違反報告)
九尾 - 続き楽しみです (2018年3月8日 0時) (レス) id: 1b9e551661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リン酸デス | 作成日時:2017年11月23日 13時